ポートレート撮影、「素早い」と「じっくり」どっちがいい?
写真館に限らず、そして商業に限らず、人を撮らせていただくことは被写体の方も撮影者もエネルギーを使うもの。良い写真を撮って喜んでいただくのが一番ですが、そのために必要なことは?
鈴木心写真館のフォトグラファー・平山あきひがリアルタイムな『鈴木心写真館のつくり方』をつづるマガジン、更新です!
長時間撮影にお困り?/単価は上げたいけど・・
鈴木心写真学校のスタジオライティングワークショップを修了後に写真館活動をされている方たちも、実はつまずいていそうなことナンバーワン!
鈴木心写真館では(そうでなくてもだと思いますが)、撮影機会を「イベント」と「プロパー(定価、正規の)」の大きく2つに分けています。
イベント:所要時間が短く、比較的安い|30分未満、1万円以下が一般的
プロパー:所要時間が長く、比較的高い|1〜2時間、数万円が一般的
早ければ早いほど?ってわけでも
イベントは、早い段階で撮影に入りたのしいの爆発を生む。プロパーはじっくり仲良くなって真のたのしいを作る。これが私の考えです。
ディズニーで例えると、イベントはファストパス、プロパーは列に並んで乗るアトラクション。ファストパスの方が良くない!? って思うかもしれないんですけど、時間が早いだけが正義とは限りません。
長くて高い、プロパーの魅力って?
早くて安い、イベントでいいじゃん!と思っていたイベント常連さんが、一度プロパーを体験するとプロパーに毎年来るようになる。こんなことも鈴木心写真館では珍しくはありません。
それは長い時間一緒にいても会話や撮影のネタがなくならない、つまりは飽きがこない撮影であること。そして、ちゃんとお互いを理解し合うこと。
これがプロパーではとても大切です。短時間のイベントでは撮影やコミュニケーションがいくらうまくても、ずっと同じことしかできないと、長時間の撮影は耐えられません。
でも、意外と簡単なこと
上記のように書くとすっごくプロパーが大変そうに見えるかもしれません。でも一つのことを心がけたら簡単になります。それは、相手に興味をもつことです。
知っている話題は深掘りしてもっと盛り上げる。知らないことは教えてもらう。大人も子供もコミュニケーションの基礎はここにあるから、これにじっくり時間を使って、お客さまの「楽しい」を引き出すようにすると、これまでテンプレートでしかなかったコミュニケーションが彩られるようになるのです。
じゃあ、実際はどんなふうに撮影をしているの?
コミュニケーションをどう使い分けてるの?
を次回書いてみようと思います!どうぞお楽しみに。
鈴木心写真館は「写真体験」を大切にしています。
良い写真をのこすことは、良い時間を過ごすこと。当館では、撮影自体を、すべてのお客さまとスタッフとで楽しめるよう心がけています。写真を見ながら、撮った日のことを思い出して語り合っていただきたいから。
お試ししやすいイベントやキャンペーンを随時開催しておりますので、気になったらまずは体験にいらしてください。
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(文:平山あきひ、編集:山田友佳里)