センスの磨き方。鈴木心のなんでも写真相談室 vol.5
鈴木心写真学校のオンラインサロンメンバーから寄せられた質問に鈴木心がズバズバお答えしていく連載第5弾！
きっとみなさんも考えたことがある質問もあるはず。撮影テクニックや方法にとどまらない、写真家経験23年に回答が参考になれば幸いです！
Q21.
心さん、そしてみなさん、良いネーミングを！
七五三撮影でお越しのご家族さまとの会話で、おばあさまが、遺影に使える写真も撮ろうかなと冗談を。実は日常的によくあることです。
あらたまって撮影に来るのはハードルも上がるみたいで、そもそも遺影（生前遺影）と言う名前が嫌だと。
・ラストプロフィール
・リタイアフォト
考えてもなかなか良いネーミング浮かばなく、気軽に遺影撮影に行ける良い名前つけてくれませんか？ よろしくお願いします。
ひょんなことから、お客様と話になった名前は「あの世でのプロフィール写真」でした。なんか、あの世でもプロフィール写真必要だよなぁ〜ってすごくポジティヴだし、冗談っぽい、でも実際は、残された人たちにいろんなことを思い返させるもの。だからこそ、遺影、とか厳かな感じじゃなくって、あの世！って、わりきっちゃうのもありかなぁと思っています。
ビジネス的に言うと、老人一人のお写真を沢山ならべれば、だれでも遺影と想像できると思います。どう謳うかよりも、ご自身が行きたいなぁ、撮りたいなぁと思うプレゼンテーションをいつものようにする、それが最善のコミュニケーションだと思います。
ゆえに、まずは写真ありき、そしてプロフィール写真、や個人写真、と伝えてみるのはいかがでしょうか。
Q22.
心さんの何気ない一言（広島にいるメンバーで写真館やってみな！）から、実際ににそれに向けて動いています！
写真館イベントをやってみることになり、今チーム名を決めているのですが、候補が「写真館はできるのか」です。ですが、これで告知をするSNSなどを作成するとカッコ悪いので、できれば言い出しっぺの心さんのエッセンスも取り入れたく、ヒントがほしいです！
ちなみに僕たちの信念的なものは、「真心」、「幸せのお裾分け」、「みんなとやる」などです！
「ひろしま写真館（仮）」だね。
理由は
地名という最強ワードを冠した写真館がエリアにないのは検索対応でおいしすぎる
（仮）は名前の前につけると読むけど、後ろにつけると読まない、けど、仮なんだなぁと理解してもらえるマジック文字
もし仮にチームが分散しても、ひろしま写真館 呉店、おのみち分室、みたいに散っても食い合わない（写真館は同じ町の人が来るため）
クオリティが伴ってきたら、鈴木心写真館のコピー「撮った日が、記念日」を貸し出します。やるなら、ちゃんと進捗教えてね！
Ｑ23.
今回の写うまで、三脚を使って構図をきっちりつくる写真集に挑戦しようと思うのですが、ただいまAmazonの脆弱な三脚（軽い、安い）しか持っておらず、新調しようと考えております。
以前YouTubeで紹介されてたベルボン、ネオカルマーニュ630とマンフロットのギア雲台の中古を探そうと考えておりますが、他に新しく使ってみたもの、おすすめのものなどありますでしょうか？
ジッツォ、アルカスイス、レオフォト辺りはちょっと予算が厳しいです！w
ジッツォは小さいシリーズは、線の細さが美しいのですが、いかんせん、速度とコスパが悪い、、、、。そして、ギア雲台ともデザインの相性が悪いです。
なので、やっぱりベルボンの
ジオカルマーニュ
ネオカルマーニュ、、、などなどの
カルマーニュ、と言う名前がつくもの
と、
600台の型番のものが、だいたい高さが150~160cmくらいになり、マンフロのギア雲台をのせて、カメラ高さが、ちょうど180くらいになります。
そこからエレベーターの許容があるのでさらに高いのも。なので、やっぱし、ベルボンと、マンフロの組み合わせ、良きですよ〜
（結局写真館の三脚入れ替え物語は未知半で終了してしまいました笑）
Q24.
単刀直入に！しあわせ写真館の前掛けを作りたいです。心さんの回答をお聞きしたいです。
少しずつ、出張写真館が決まり写真館の看板背負って挑んでいきたいです。
おけ！デザイン案提案します〜！
Q25.
鈴木心写真学校やYouTubeの写真道場などのマスコットはなぜ猫なのですか？ そしてイラストは心さんが描かれたのですか？
子供の頃はいとこの家の犬の散歩をしていて、完全に犬派なんですが、ひょんなことから、猫を4匹買っている家に転がり込み、その面倒をみていたので、身近なペットが猫なのでした。
そんなきっかけから、ilove.cat というWebマガジンを立ち上げ、カーサブルータスやBEAMSとコラボしたり、本まで出版したのですが、途中で脱退、いまは、自分の周りのアイコンに猫を使用しています。
サインに猫を使い始めるのは、『写真がうまくなっちゃう7のこと』の出版のときで、サインしなきゃいけなくなるだろうから、何か文字じゃないものを、ということで、一瞬でかける猫を開発。それをデザイナーにキャラ化してもらったので、サインとアイコンで、若干表情が違います。サインは書のように、勢いを大胆にするように意識しています。
最初は写真道場のヤンキーネコ、にゃんきー、から始まっています。あれも振り返ればなめ猫が元ネタですね〜。本当は写真道場はスト2のように劇画タッチのロゴを開発していたのですが、ワークショップは本質をえぐる、シリアスすぎる現場になると思ったので、すっとぼけたほうが、みんながハッピーだろうな、と基本的に鈴木周りのデザインは、ふざけるようにしています。
かっちょよいとかオシャレなのは目をつぶっていても作れるので、それは外仕事に使うようにしております〜。
TO BE CONTINUE・・・
これまでのQ&Aはこちらの記事で。
無料！鈴木心のなんでも写真相談室
12/13（金）20:00より、「無料！鈴木心のなんでも写真相談室」を開催。
会場は鈴木心写真館 松陰神社前スタジオ（予定）。たっぷり2時間、実演ありのオフラインイベントです。ぜひスタジオに遊びにいらしてください！
詳細は鈴木心写真学校の公式LINEでまもなくお知らせしますので、ぜひこちらから友だち追加を！。
写真家と写真館を育てています。
オンラインスクール鈴木心写真学校では、「作品づくり」と「ライティング」の2本軸でワークショップを開催しています。
撮影の基本知識から美術教養も学べて、良質な写真集もたっぷり紹介。鈴木心自身がほぼ毎日あなたの写真をレビューします。
好きな写真で、何をしたいですか？ そんなあなた自身の夢や目標をより実現できるお手伝いをします。
逆に、「写真は撮っているけど何をしていきたいんだろう？」「自分らしい写真や仕事ってなんだろう？」というお悩みも、ワークショップにご参加いただくことで目的がはっきりと見えてくることでしょう。
間違いなくあなた自身の力になる3ヶ月。ご参加お待ちしております！
（回答：鈴木心、編集：山田友佳里）