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写真の向こう側の物語.鈴木心のなんでも写真相談室 vol.1

日々の中でふと立ち止まり、「自分らしさって何だろう?」と考えること、ありますよね。新しい環境で緊張したり、どこかで少し背伸びしてしまったり。でも実は、その答えは誰かの何気ない質問や、一見シンプルな言葉にふっと現れることが多いのかもしれません。

今回は、鈴木心写真学校のオンラインサロンメンバーから寄せられた質問と、それに対する鈴木心の答えをお届けします。そのやりとりには「写真」に限らず、どんな場面でも大切にしたい心の在り方が見えてきます。

連載形式で続きますので、この後の更新もお楽しみに。

Q1.
緊張したときの対処法を教えてください! 緊張すると頭が混乱してしまいます。

サロンメンバーより

緊張する原因は「自分以上に自分を見せようとする」ことです。だから、飾らない、誇張しない、ありのままでいることです。

ちなみに僕は、初めましての人に会うことがとても多いのですが、それは面接されているという意識ではなく、面接しているという意識でいます。同じありのままの自分でもそれぞれの感想があります。

それはその人の生い立ちの現れで、それを聞くことで、自分の価値観も拡張されるからです。カッコつけてもいいことないと思っています。


Q2.
背景紙の巻き取りやスタンドのセットの仕方など、背景紙のセッティングなとで鈴木心写真館のこだわりや、気をつけていることをいつか動画にしてほしいです!

写真館の先輩に背景紙のセッティングやテープの使い方など教えてもらって目から鱗でめちゃ勉強になったのと、これはスタジオ経験がないとわからないことだろうなあと感じたので。

サロンメンバーより

ごめんなさい。これ、全然僕知らないんです。
実はアマナでのアシスタント時代は、食料品の撮影のサポートしかしたことなくって、撮るようになってから、全てスタジオ経験があるアシスタント頼みなのです〜。


Q3.
鈴木心さんは何故写真を撮るのでしょうか?

サロンメンバーより

写真を始める前はスタジミュージシャン、ゲームプログラマーになりたい人生でした。が、チームワークよりもスタンドプレイ、創作よりも、整理が自分に合っていることに写真を始めてから気づき、それ以来写真です。

それらは、ブランディングやプロデュース業などにも発展しましたが、結局写真軸のほうが自分には合っている気がします。もし写真以上に自分が人の役に立てることがあれば、喜んでそちらに移行すると思います。


Q4. 
人生最後(写真人生でもホントの人生でも)に何を撮るだろう?or 撮りたいでしょう?
またその間際に、自分が撮影した中でこの写真よかったぁ〜というものがありますか?

サロンメンバーより

局面を記録にのこす、とか、永遠に残るもの、みたいな過大な期待をしないようにしているので、最後の一枚とか、一番好きな一枚、という概念をそもそも持っていません!

それは鑑賞者が決めればよくって、自分は自分の撮りたいと思ったときに、(誰かの役に立てることを)できればいいなぁと思っています。全く表には出せませんが、元妻の出産の1日の記録写真が600枚くらいがあるのですが、これを娘の誕生日にみんなでスライドショーを見るというのが恒例でした。

これは、子供が自分の誕生の前後を振り返れる動画的写真で、外に見せるものではないけど、外に見せても破壊力に溢れる、よくできた写真だと〜!いつの日にか!


Q5.
鈴木心さんの「心」というお名前の由来が知りたいです! どなたがどのような思いで付けられたお名前かお分かりでしたら教えていただきたいです。また「心」と言う名前で良かったと思うことはありますか?

サロンメンバーより

もともと、女の子の準備をしていて、心と書いて「こころ」という名前になる予定だったんです。ところが男の子だったので、シンに。

そしたらおばあちゃんの名前もシン、で同じになってしまいました。両親的には、医者だったので、心臓、とか、中心とか、そういう機転で心にしたみたいなんですけど、僕の解釈では、心は、他者を想うためにあるもの、そして思い合うということがコミュニケーションだと思っているので、写真と繋がっていて、自分の人生そのもの、になっちゃったなぁ〜と、ちょっと恥ずかしいです。笑

TO BE CONTINUE・・・


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(回答:鈴木心、編集:山田友佳里)

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