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ライカ1台で6台買える。リコーGR3が最強な理由。

ニューヨークの街角からこんにちは、鈴木心です!今日は、ニューヨークに持ち込んだカメラについてお話ししたいと思います。

今回、ニューヨークには、フジ X100ⅥとリコーGR3を持ってきています。

軍艦島の記憶とGRシリーズ:20年前の原点

今でも忘れられないのは、大学生の頃に訪れた軍艦島での撮影です。2002年、GR を手に、廃墟の圧倒的な存在感をモノクロ写真で記録しました。

不思議なことに、今の リコー GR3 を手にすると、その時の撮影体験がよみがえるんです。操作性や画質画角、そして持ち運びやすさ。20年以上前と同じ感覚を味わえるカメラって、他にあまりないと思いませんか?

デザインの進化と操作性:GR3の絶妙さ

ニューヨークの街撮りでは、軽くて持ち運びがしやすい GR3が大活躍しています。ポケットにすっぽり収まるこのカメラは、どこにでも気軽に持ち出せるので、とっさの瞬間を逃さずキャプチャーできます。

また、片手での操作性が抜群なのも GR3の特徴です。横長で便利なシャッターボタンや露出補正ダイヤル、絞り操作など、全てが片手でしかも指先だけで完結します。この設計の合理性には驚かされます。

茶室でお点前をするように、必要なものがすぐ手の届く範囲にある。そんな日本らしい美意識を感じさせるカメラです。

これ、マツダの初代ロードスターの設計思想にそっくりだなと。ライカにはない絶妙な落ち着き具合

レンズとセンサー:極限まで追求された画質

GR3のレンズ性能は、まさにコンパクトカメラの枠を超えています。色収差や湾曲が自然に抑えられ、ソフトウェア補正に頼らなくても素晴らしい画質を実現。特に28mmという焦点距離は、スナップ撮影にぴったりです。

センサーとレンズの相性も完璧で、デジタル処理による画質補正を最小限に抑えながら、シャープでクリアな描写。このクオリティの高さがあるからこそ、何度でもGRシリーズ を手に取りたくなるんだと。ライカQ3と比べても、センサー前の作りは互角と言えるんじゃないかと思います。レンズサイズは全く違うのに、リコーってやっぱりすごい

しかもこれをDxO PureRAW 4に入れるんです。デジタルノイズもスッキリして、シャープネスもバリッとくる!色収差は補正して湾曲も若干直るので、パシッときます。

写真を撮る楽しさをシンプルに:キャプチャーの真髄

GR3は写真を撮るという行為の本質、キャプチャーすることに特化したカメラだと思います。固定焦点距離の28mmという潔い選択肢が、構図や被写体に集中するきっかけを与えてくれます。

さらに、ファインダーを敢えて排除することで、撮影者が直感的にカメラを扱えるようになっています。デジタルズームの切り替えで35mmや50mmの画角も楽しめるので、想像以上に表現の幅が広がります。この1台だけで何でもできる。そんな信頼感が、このカメラにはあります。

ライカなんてやってらんねーよ!

リコー GR3は、撮る人の撮りたい気持ちに寄り添う、コンパクトながら奥深いカメラです。ニューヨークでもこのカメラを片手に街を歩くと、サッとシャッターを切る瞬間が増えました。

すぐに手に取ってパッと撮れる。ライカじゃこうは行かない。それでこの写り!

ぜひ、リコーGR3を手に取って、その魅力を感じてみてください。写真を撮る楽しさ、そしてそのシンプルな奥深さをきっと発見できるはずです!

GR、すごいよ!

鈴木心YouTube|ライカ1台で6台買える。リコーGR3が最強な理由。より

(写真と文:鈴木心)


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(編集:しまづこうたろう)


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