モノの値段が高い時代、どんなカメラを買う?
110万だった新品のライカが、いまでは150万円に。
高い、、、、あらゆるものの値段が、、、、、、。
先日表参道をさらっと歩いてみて、お世話になっているメゾンを横断的に拝見すると、2、3年前の値段の130〜150%の値段に。
ほほぉ、ここもかなぁと。
中古カメラ屋も希少機材に限っては、やはりレートが同様の推移。
ふむふむ。もはや高級丁度品になってしまった輸入物。
一方で、値上げを堪える各国内ブランドも散見できる、と。
一度上がったものは二度と下がらない。それが世の中の常です。なにを隠そう、鈴木心写真館だって同じです(うちは円安とかコロナじゃなくって単純に需給バランスですが!)。
同様に変わらないのは、ほとんどの、中古買取価格。中古販売価格があがっても、仕入れは変わらないんかぃ! とつっこみたくなりますが、そこは卸売業の魔。
となると、自分が過去に買ったものはなかなか手放しづらくなってくる。いらないなぁ〜ってぐらいじゃなくて、もう二度と買わない、くらいの覚悟じゃないと、買い戻せなくなってくる。でも処分したいとか、買ってみたいなんて道具もちょっとあって、今はやめておくか、なんておもいつつも、このあと上がるんでしょ!という恐れもある。
そして国内だけの活動では、収入は減少していくんだなと。今年の写真館の目標は、年内海外で! というのは来年に持ち越しそうになりそうですが、お話はいただいており。
この後、日本の通貨の価値が戻り、流通が回復し、なんていうのは、夢のまた夢。変化はいつも直線的で、戻るということはない、それは人間からみた、宇宙の摂理でもある(タイムスリップができないように)。
さてさて、じゃあ、どうしていこうか、ますます頭を悩める週末。とりあえず、そのくらいの覚悟の出費だったら、出さないでおこうか。今は、なんて珍しく守り気味の鈴木なのでした。
カメラどうこうよりも、写真でしょ!
そんなこといってもこの写真集はライカを使っているわけですが、撮って作品を見せる、がもっとも写真がうまくなる道。鈴木も写真集をつくり、受注限定で販売しています。
写真集をどんなふうにつくっているかがわかるように、RAW+JPGデータ付きも。撮影データとセレクトも分析して、ぜひ研究してみてください。
あなたが写真を撮るならば、機材が何で、いくらなのかよりも写真そのものの感想をもってほしいのではないでしょうか。なぜなら、伝えたいことがあって写真を撮っているはずだから。
「写真」を始めたい方のための、たった2時間で眼と心とカメラがつながるワークショップ。あなたのご参加をお待ちしています!
本記事は鈴木心写真学校のオンラインサロンで鈴木心が書き下ろししたフォトエッセイを一部転載しています。オンラインサロンにご加入いただくと、すべての写真・テキストを最速でご覧いただけます。
(編集・高橋慈郎、山田友佳里)