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初心者でも「写真」が3ヶ月でうまくなる方法。

「写真を始めたてなのですが、ワークショップについていけるか不安です」。こちらは、非常に多いお問い合わせの一つ。

私たちが「カメラの使い方」から教えることはありません
カメラはたんなる道具であって、「写真」でもなければ、誰かがシャッターを押さなければ写真にはならないから。これから写真がうまくなることに、カメラを使ったり、写真を撮ってきた(と意識している)期間やレベルも関係ないと考えています。

誰が、なんのために、どんな写真にしたいのか。これを考えないままなんとなく写真を撮っていくと、ふと我に返るったときに「自分らしい写真ってなんだろう?」と中身が空っぽなことに気づく。そうならないために、そうなってしまった人のために。鈴木心写真学校では、これから先もずっと楽しく、自分らしく写真を続けていくための、より伝わり、コミュニケーションが弾む写真を広げる活動を行なっています。

鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ|ベーシック」を受講してくださった高屋敷知世さん(@tocco_shashin)が、ご自身の変化についてレポートしてくださいました。

鈴木心(中央)の向かって右がとっこさん。ワークショップをお試ししてみたいと、オフラインで開催している「鈴木心のやさしい写真教室」からご参加くださいました。

「商品写真」のその先へ

ベーシック8期に参加しました、とっこです。拙文ではありますが、3ヶ月の振り返りをまとめさせていただきます。

私は普段、服飾作家として子ども服をメインにデザイン・製作・販売を個人で行っています。iPhoneやデジカメ等で写真を撮るのは人並みに好きでしたが、カメラは全くの初心者。昨年末に意を決して一眼レフを購入し、サロンの門を叩きました。
(※鈴木心写真学校のワークショップに初参加の方は、受講終了まで当校のオンラインサロンも無料でご利用いただけます。)

自身のショップ立ち上げがコロナ禍中ということもあり、販売はオンラインが中心。伝える手段として《写真》が必要不可欠で、撮影方法を調べていたところ心さんのYouTubeを発見!

《 超簡単オンラインストア商品撮影、必要なものは白ボード2枚!》という動画を何度も見ながらお洋服を撮影していました。

ワークショップ参加の理由は、自身のショップのお客様から、「息子のことも撮影してほしい」とお声をいただいたことです。人を撮ることを小さく始めてみたくなり、「時間の経過と共に価値が高まる写真とは? 」を学ぶにはここしかない!と、心さんのもとで学ぶことを決めました。

眼と心を育んで見えた、世界の豊かさ

大緊張で臨んだ1〜2限は点(=視野)距離(=視界)を意識する基礎の筋トレ! 昨日の自分を越えられるか、心さんや同期に楽しく見てもらえるか、日々試されているような緊張感とともにとにかくたくさん身の回りを観察して、動いて、写真を撮りました。タイトルも捻って捻って一周回って・・とにかくスタート時から頭も身体もフル稼働でした。

3限は光・影・線を撮る課題で、シャッターを押しただけの写真を量産。心さんからは「残酷なまでに中身からっぽ・非常なまでに構図が下手」と・・・。なかなか掴めず、得体の知れない壁に囲まれてしまいました。

ですが、ティーチング・アシスタントの井上さん・新里さんや同期のみなさんにアドバイスやヒントをいただきながらどうにか撮影を続け、光・影・線の意味をなんとか理解し、自分が何に感動したのか・どう撮ったらより伝わるのかを考えながら1〜3限に取り組むことで、より一層深く写真を読めるようになりました。あの課題がなかったら、今の到達地点の半分も登れていなかったように思います。

写る「もの」以上を伝えるための写真とは?

最後の課題である修了制作は、24ページの写真集づくり。参考にしたのは新津保健秀さんでした。「その場で経験した時間や光、風の動きを全て写真におさめる」という新津保さんの表現と写真から伝わる静かな熱に惹かれたのが理由です。

空気ごと四隅におさめるとはどういうことなのか、新津保さんの写真と言葉を辿りながら、私は何を誰に伝えたいのか、写真で何をしたいのか、自分との対話にもたくさんの時間を費やしました。

そして写真集は、《 テーマ/4歳の娘、丸ごとを写真に 》《目的/未来の娘・娘を大切に思う人たちにこの尊さが伝わること 》にしようと決めました。

写真集の中間レビューで心さんから「被写体に寄り添った写真ではないね」とご指摘が。いつの間にか写真を撮ることが先行して、「私が撮りたいもの」を「私のため」に撮ってしまっていたな・・・がーん、と落ち込みました。
私が写真におさめたいのは今4歳の娘のまるごとと、彼女との尊き時間だったのに。

気づいてからは、毎日少しでも時間を見つけ、娘も私も楽しめる場所に行って、風と光の中で一緒に思いっきり身体を動かして、娘の心が動く瞬間を写真に置き換えるつもりでたくさんシャッターを押しました。とても楽しく豊かな時間でした。

こんなに、写真に真剣になっていいんだ。

写うまベーシックの8期は過去最多の1クラス22名。つまり、気づきも学びも22倍!

ワークショップの時間外でも度々オンラインミーティングを開いて、写真についてたくさん話し合いました。同じ何かに同じタイミングで引き寄せられたみなさんとのコミュニケーションは、本当に学びが多く、とても豊かで幸せな時間でした。

良き仲間と一緒だったからこそ、様々な景色・解釈・課題に出会うことができました。心さんが仰っていた「人との差異が自分らしさ」って、こういうことだったんだ! と実感・感動しています。

  • 技術は伝える手段であること

  • 自分が何に感動し、尊いと思うのか

  • 何を誰と共有したいのか

ワークショップを終えて考えるようになったことです。以前に比べて、自分が何に心が動いたのか、何に心惹かれるのかを、写真を撮るとき以外でも解像度高く理解できるようになりました。

風も光も、同じ瞬間は二度とこない。同期のみなさんと一緒に走ることで、価値観は何倍にも広がり、自分への理解も深まりました。

今後は、家族や大切な人たちとの尊き時間を写真に置き換えることを続けながら、《自身の仕事(服作り)×写真でできること》を模索していきたいと考えています。

写真も、写真以外も。変化を実感する3ヶ月

これまでに150名以上が受講! 写真の経験は問いません。写真で伝えたい、写真をもっと楽しみたいという気持ちと、今お持ちのカメラがあれば大丈夫。

鈴木心写真学校を初めてご利用の方は、受講終了まで当校のオンラインサロンを無料でご利用いただけます。サロンメンバーの多くはワークショップ修了生ですので、不安なことはいつでも質問できる最高の環境です。全国の写真仲間と学びあいませんか?

鈴木心のワークショップをまずは体験してみたい方は、全国各地で開催している「鈴木心のやさしい写真教室」へ! 教室にご参加後、写うまをお申し込みいただける方には、教室参加費を全額バックするクーポンをご用意しています。

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(文・写真:高屋敷知世さん、編集:山田友佳里)

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