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写真家の考える、「写真のある暮らし」って?

写真に携わる仕事をしていると、お客様の人生を見せていただく機会が多いもの。写真館ではご家族やご友人との関係を垣間見ることができますし、写真学校では受講生の方が日常に向ける眼差しを見せていただきます。

加藤翔( @katokatokatosho )さんとの出会いは、名古屋で開催したイベント。家族写真を撮らせていただき、同日の写真教室を経て、3ヶ月間のワークショップ、そして今では同じイベントをお手伝いいただくようになりました。加藤さんの眼差しでつづる、理想の「写真のある暮らし」。

加藤さんご一家。素敵すぎて、翌年に同じく名古屋で開催したイベントのフライヤーに!

写うまベーシック8期に参加した加藤です。私がワークショップに参加した目的。

  • なぜ写真を撮るのか?

  • なぜ写真がうまくなりたいのか?写真がうまくなってどうなりたいのか?

  • そもそも写真がうまいって何?

そんな自分自身の疑問を解決したかったからです。技術的にも成長し、見た人が感動するような写真を撮りたいと思っていました。

良い選手にプレイを学ぶように、良い写真家に表現を学ぶ。

ワークショップ期間中の学びは数え切れませんが、最大の収穫は写真集のおもしろさに気がついたことです。

2023年8月に参加した名古屋での「鈴木心写真館&鈴木心のやさしい写真教室」まで、私は写真集を読んだことがなく、写真家と呼ばれている人たちの作品もよく知りませんでした。自分が撮るのは楽しいけど、他の人が撮った写真をどう解釈したらいいのかわからなかったんです。

家族写真を撮ってもらった後の写真教室で「美味しい料理を食べたことがない人に美味しい料理は作れないですよね?」という言葉を聞いてからは、以前よりも意識して写真を見るようになりました。

それでも、1枚の写真単体でしか理解できていなかったと思います。英語を単語でしか理解できない、みたいな。写うまベーシックに参加して、おすすめの写真集を解説付きで紹介していただき、たくさんの写真集を実際に手にとって読むことで、写真集というまとまりでの読み方や、そのおもしろさに気づくことができました。

写真:加藤翔さん

家族と、写真のある暮らし。

ワークショップの後半には図書館で写真集を借りてきて読むようになっていましたし、今では妻が子どもの絵本と共に写真集を借りてきてくれるようになりました。子どもがまだ幼いこともあり、好きだった映画を観るのも難しい日々でしたが、写真集の読み方を学んでからは、写真集で映画と同じくらいの楽しい体験ができています。

写うまの修了制作では写真家の作品集を参考にして写真集をつくります。私が参考にしたのは石元泰博さんの『シカゴ、シカゴ』。写真教室で心さんに教えていただいた1人で、ほとんど写真家を知らなかった私にとって、写真家といえば石元さん、という存在でした。

石元さんが撮る写真は1枚1枚の構成がとても美しく、私が普段見ている世界とは少し違っていました。そんな石元さんの写真を理解したかったのが、選んだ理由の1つです。石元さんならどこを切り取るかな? 影は? 人の配置は? と意識しながらの撮影はとても楽しかったです。

シャッターを押す瞬間だけが写真の時間?

写うまベーシックは3ヶ月間で全6回。重要なのはワークショップ以外の時間でした。毎回出される課題にどのように挑戦していくか、同期メンバーや心さんと写真を使ってどのようにコミュニケーションをとっていくかがとても大切でした。

毎日の課題投稿は寝不足になるし悩みますが、同期からのコメントや心さんからのレビューがあるから楽しく頑張れました。写真を見てくれる人にどうやって伝えようか? どんなタイトルをつけたら面白いかな? と毎日考えていました。

この課題投稿を通じて学んだのは「写真とタイトルがあれば、相手がいろいろと想像してくれて楽しんでくれる」ということ。ワークショップ中に鈴木心さんが話された「タイトルは見た人へのプレゼント」という言葉が印象に残っています。

写真:加藤翔さん

写真は「いま」と「これから」のために。

私の写真集の被写体は家族と、住んでいる街でした。日々変化していく家族や街の「ある日」を私なりの視点で切り取る。いつもと少し違う視点でモノクロで切り取っているため、家族も「これはどこ?」「へー」と新鮮な気持ちで見ている様子でした。モノクロ写真にすることで、色褪せず何年経っても飽きずに観ることができる写真集にできたことも良かった。

ワークショップを終えて、これから何をするかはまだ決まっていません。今は学んだことを家族や身近な人に還元している途中。将来的には我が家のリビングに飾ってある鈴木心写真館の家族写真のように、生活の中心になるような写真を撮れるようになりたいと思っています。

どれだけ腕を磨いても過去の写真を撮ることはできないからこそ、自分なりの「ある日ある所」を毎日撮っていきたいと思います。

石元さんの『シカゴ、シカゴ』オマージュ。写真集を知るともっと写真がたのしくなる。
写真:加藤翔さん

あなたの生活にもっと写真を。

鈴木心写真学校では、3ヶ月間のグループワークショップをオンラインで開催中。カメラをさわり始めた方も、写真集を読んだことがない方も大歓迎。「写真をもっと知りたい!」「写真をもっと楽しみたい!」という気持ちだけあれば十分です。

人気のハッシュタグを付けてSNSに投稿するだけじゃつまらない! 全国の写真仲間と写真を読み、語り合う時間こそが「写真のある暮らし」。

写真館&写真教室の全国ツアー!

まずは会うことから始まる、たのしい写真の時間。お近くの開催地や、旅行がてら遊びにいらしてください。

鈴木心とスタッフ一同、心よりお待ちしております!

全国ツアーの最新情報は鈴木心写真館のPeatixイベントページで更新中です。

(編集:山田友佳里)


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