写真家として、鈴木心として何ができるか
アーティストの杉本博司さんの映像を制作しています。
怒涛の北京な日々から東京に戻り、写真館での撮影。溜まっていた確認ごとをクリアにしつつ、今度は福岡は糸島の最も身近なアメリカと、フランスなご家族に。再び東京、そして京都へ。
あっという間に中国のことが頭から吹き飛んで、次へ次へと進んでいく。ちゃんとここに吐き出しておかないと、自分の変化を誰にも伝えられずに、というのがもったいない?
中国、いや、イギリスでも、アメリカでも、自問自答したことは、鈴木心として、何ができるのか、だった。鈴木心写真学校でも、鈴木心写真館でもなく。
経営者としての鈴木心
いま僕は、経営者という亡霊に呪われ続けている。ずっと、ずーっと、ずーーーーっと。人を雇い続ける限りこの亡霊と付き合っていかないといけない、それは経済であり、金であり、人との関係の複合体だ。
これに圧倒的に時間を取られ、自分ごとが何もできなくなっていく。通称作品撮り。それが鈴木心のコアの部分だし、そのものを写真で、行動で見せれる部分であるはずなのに。
一体自分はいつになったら、自分が撮りたい写真を撮れるようになるのだろう? とはいえ? 諸先輩方の活動をを間近で見ていても、それは同じだった。みんな経営もみつつ、作品もつくりつつ、人付き合いもしている。ある程度のスケールに到達すると、それは不可避なのだ、きっと。
やりたいことと、求められることと
そんななか、杉本さんが話す昔話の一説で
「1970年代のアーティストはいかに自分がやりたいことをやるか、という生き物だった。それはいま、いかに稼ぐかという生き物に変わった」と。
確かに。これは受けるのか? あるいは。という邪心が邪魔をしてくる。そんなこときにせずにやりたいことをやりまくる。それこそ、アーティストだろう。評価も結果もとりあえず、おいておいて。ということで、わだばプレイヤーになる。実現できるだろうか?
ともあれ、今はそんな熱が心の奥底でフツフツと湧いているのであった。今回は絶やしてなるものか、この想い。
無料!鈴木心のなんでも写真相談室
12/13(金)20:00より、「無料!鈴木心のなんでも写真相談室」を開催。
会場は鈴木心写真館 馬喰横山スタジオ。たっぷり2時間、実演ありのオフラインイベントです。ぜひスタジオに遊びにいらしてください!
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写真家と写真館を育てています。
オンラインスクール鈴木心写真学校では、「作品づくり」と「ライティング」の2本軸でワークショップを開催しています。
撮影の基本知識から美術教養も学べて、良質な写真集もたっぷり紹介。鈴木心自身がほぼ毎日あなたの写真をレビューします。
好きな写真で、何をしたいですか? そんなあなた自身の夢や目標をより実現できるお手伝いをします。
逆に、「写真は撮っているけど何をしていきたいんだろう?」「自分らしい写真や仕事ってなんだろう?」というお悩みも、ワークショップにご参加いただくことで目的がはっきりと見えてくることでしょう。
間違いなくあなた自身の力になる3ヶ月。ご参加お待ちしております!
(写真・文:鈴木心、編集:山田友佳里)