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写真の高みを目指して。僕が最上級から学ぶこと

写うまベーシッククラス8期が最終回を迎え、打ち上げで話題になった「最上級のアート」に学ぶという話題。そこではアートについてしか触れられなかったのですが、それは普段から問われる選択肢でもあります。

たとえば「ごほうび」といわれる、ちょっとした贅沢。あれって、消費しておわっていないですか? ご褒美、なのだから、学ぶ機会にしたら、時間とお金を投資して、喜びと進化を手に入れられる機会になる。

千円と1万円のお食事の味が、内容が格別に違うように、1万円と10万円も格別に違う。ゼロを一つ増やすと、同じ行為やものなのに格段にレベルがあがる。つまりそれは学習機会なのです。何がって?

「いま、自分がどこにいるか?」

なのです。いつも同じものと触れ合っていると、類は友を呼ぶ、という格言の通り、価値観が固まっていき、いつのまにか、世界は自分の価値観でつくられてしまう。しかし、ちょっと贅沢するだけで、こんなものが、こんな価値観が、こんな世界があるのか! と拡張することができる。

それが本当の投資だと思っています。

余談ですが、学習に投資することも同じでしょう。写うまの価格はそんな形で決まっています。値段の元はとったな! とみなさまが思えるビフォーアフターを体験できる、だからこそ、次も行ってみようかな、っておもえるのだと思います。むしろ、ちょっと安いかな、くらい?

なにも大きな投資は必要としません。食材のゼロを一つあげる、文房具の、洋服の、そんな身近ないつも使うものだからこそ、このくらいかなぁ〜じゃなくて、いってみよう〜!と。そうなると、調べるし、現場も確認する、そうやって慎重に値段とものの価値を比較するようにもなります。おまけに、ものであれば、売却することもできる。

だから、ちょっとした背伸びは、背伸びで終わらず、自分の身の丈になってくる。そんな繰り返して、散財しつつも、確実にそれ以上の学びを得ていくのです。その価値形成する、物語、技術、材料、がかならず向こう側にある、それをしらべる、想像する、そんな繰り返しが

いま、自分がどこにいるか?

を知ることになるでしょう。ということで、出費をただの消費とするか? それとも、自分の身の丈をのばすものにするか、それは、世界をどうみるか、皆さん次第であると、結局はそういうことになる。

なにが最上級なのか、値段というわかりやすい道標に、アレルギーを持つか、それとも参考にするか?登山で例えるなら、いまいる高度はどのくらい、というのは山頂と現在を知っていた方が、なにかと、役に立つ。

それは、人生も同じ、ということです。ライフイズ登山、登るか止まるか、あるいは降りるかは、あなた次第。

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本記事は、鈴木心写真学校オンラインサロンで鈴木が書きおろしているコラムを一部転載しています。

(文・写真:鈴木心、編集:山田友佳里)

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