物にだって表情がある。自然光物撮りワークショップ、始まります。
太陽こそ、もっとも偉大な照明だということは地球のみならず太陽系にあるすべて物質は理解していることだと思います。ふむふむ。
どんな照明も、太陽より浅い歴史であって、太陽のパワーには敵わない。ストロボがフルパワーで光り続けているようなものですから。そして、空というリフレクターが豊かなグラデーションを、雲というディフューザーが優しい影を作り出す。
そんな豊かな光を毎日眺められることが僕にとってはとても幸せだ。
基本的に写真集は見ないし、買いません。
目の前の風景を読解することの方が、その光景が宇宙とつながり、壮大な歴史とつながっていることを想像できるから。きっと信長もソクラテスも、こんな太陽の影をみて、恐竜たちはそだったんだろう。あの山は太古の昔は海の中だったかもしれない。
想像すること、それが、人間らしさ。
そういえば、うちのYouTubeで最も再生されている動画、それは自然光物撮影だった。誰でもできるじゃん? そうかな? 撮ってみればわかる。その奥深さに。影を見極めること、それが光を極めることにつながる。
白背景だけで勝負する。いつも僕たちは、表情勝負。ものにだって表情がある。ものにだって生い立ちがあり、製作者がいる。そんな彼らの歴史を「想像」しながら、撮ってみよう。伝えるために。
今日はJ-WAVE。14時10分からの出演、、、だったかな。なんだかんだで毎年出演、、、、。今年もクリスさんに暑中見舞い!
お写真:ライカS006、まだまだ試験運用中〜。つかえるかなぁ〜。
本記事は、鈴木心写真学校のオンラインサロンで鈴木心が書きおろしているコラムを一部転載しています。オンラインサロンにご加入いただくとすべての投稿を最新・最速でご覧いただけます。
(編集・山田友佳里)