写真は「つくる」もの。良い写真の撮り方は、フィルム写真の工程にすべて詰まっている。
鈴木心写真館スタッフの谷口ひさえさんが、写真の真髄を学ぶべく! 鈴木心写真学校のオンラインサロンで運営しているフィルム部。
本日のテーマはフィルム写真を仕上げるまでの工程について。
写真のフィルムって、そもそもどんなものできているかご存知ですか?
フィルムってまるでジャムパンみたい!
フィルムベース(食パン)
まず、フィルムのベースとなる透明なプラスチックのスライスが必要!感光剤(ジャム)
次に、フィルムベースに光にとーっても敏感な銀の粒(ハロゲン化銀)を含んだゼラチンを塗る。乾燥(トースト)、巻取り(ラッピング)
均一に塗られたゼラチンを乾燥させる。35mmやブローニーのフィルムの場合は、その後カートリッジに巻き取る。
という仕組みでフィルムは作られています。
露光
撮影でカメラのシャッターを押すと、レンズの隙間から光が入ってくる。
すると、2. のゼラチンの中に入っている銀の粒(銀塩)が光を吸収して化学反応を起こします(光の量と密接に関係していて、フィルムに当たった光と影のパターンにも応じて化学反応を起こすそうです!)。
この時点ではまだ像は何も見えません。ですが、フィルムにはバッチリ光が記憶されています! これを「潜像」と言います。
現像
「潜像」を見える像にする工程が「現像」。
現像液へ浸すと、フィルム上の銀塩が反応してネガイメージが作られます。現像後のフィルム上には露光した光のパターンに応じて明るい部分と暗い部分ができます。
プリント
最後にプリント作成では、ネガを専用の拡大器にセットし、感光紙に映し出します。その後、感光紙を現像液、定着液に順に浸すことで写真が現れます。
逆算の発想!?
フィルムの撮影からプリントまでは、簡単にこのような流れになるのですが、どの工程も非常に大切とのこと!
撮影前から、「こんな写真を撮りたい!」と、完成イメージを作り上げておくことがポイントだそうです。
ならば、それまでにどんな工程が必要なのか?考える。
構図、光の選択、SS、F値、ISO、フィルムの種類など、撮影時にはどんなふうに撮ればいい?
そして、現像は、プリントは? どんなふうに仕上げればいい?
それをトータルで考え、やっと1枚の写真ができる。この一つひとつこだわりを持ったアナログな工程を体験することで、なぜそうするのか? と、それぞれの選択の重要性、1枚の写真の重みを感じる谷口でした。
次回は現像とプリントについてお伝えしたいと思います。
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(編集・高橋慈郎)