写真をとおして知る、人の世界の見方、自分の世界の見方。
写真は、撮影者が見た景色を記録としてうつしとった媒体。つまり人の目をとおした世界。写うま(鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ)に参加した成田大河さんが、その体験をレポートしてくださいました。
オンラインサロンから心の準備
写うま4期元祖クラスを修了し、現在断食中の成田です。
シノタクさんというフォトグラファーのYouTubeをよく見ていたところ、おすすめに心さんの動画が。動画を観ていくうちに、自分もこんな風に写真を撮りたいと思いました。
サロンに入ったのが2022年9月末、ちょうど写うま3期が始まるタイミングでしたが、心の準備ができてなかったので見送り、1月の4期から参加しました(オンラインサロンでは、ワークショップ受講生のレポートが随時ご覧いただけます。)
憧れの写真家の目を通して世界をみる
修了制作の写真家を選んだポイント
写うまでは最後に卒業制作があり、一冊の写真集を参考に、作品を模写していきます。僕はフィンランドを代表する写真家、ペンティ・サマラッティさんの『ME KAKSI』を選びました。
その写真集をみたとき、人って、人と人の間で生きてるんだな… そして生き物同士の関わりで世界ができてるんだな… と感じたからです。
ぼくは、小さい頃ちょっと凶暴な性格をしていました。そんな過去があって、いまはなるべく優しい人になりたいと思って生きています。
人も動物も関係なく、いきもの同士が寄り添いあって優しさあふれる世界を表現したペンティ・サマラッティさんに憧れて、自分もそんなふうに世界をみたいと思いました。
自由に撮ってみてわかる、基礎練習の成果
写うまの大きな効果を感じた点
ワークショップが始まると、毎日課題のことばっかり考えて課題のための写真を撮る日々。ちょっと課題に疲れた頃、「今日はひさしぶりに自由に撮ろう」と自由に撮ってみたら、普段見ている街を全然違う視点で見れてることに気づきました。
あれ、めっちゃ課題の効果が出てる! 写真撮るのめっちゃ楽しい!と気づけたこと、また、視点が深くなったことで、ぼやけていた写真が、少し伝わりやすくなったように思います。スナップ写真の楽しさが、めっちゃ増えました。
自分の写真と向き合うと、自分の輪郭が見えてくる
写真をまとめて写真集にしたことで、自分のなかで何かが腑に落ちました。過去の体験からこう生きたいと思っても、どこかで心がモヤモヤしていた。そのモヤモヤに気づきもせずに、ずっと生きてきました。
自分の不安定な気持ちを捉えて、写真に撮ってまとめると自分が自分になる。なんとも分かりづらいですが、モヤっとしたものが、写真という輪郭を得て形になる、そんな感覚を味わいました。
生きていると、たまにモヤっとすることがあると思うんです。そんなときは写真を撮って写真集をつくれば、モヤモヤが晴れる… これってとっても素晴らしいことだと思いました。
いまもちょっとモヤモヤすることがあるので、また写真を撮ってまとめようとしてます。そんなふうに写真を撮って生きていきたいと思いました。
ワークショップの同期や、併設するオンラインサロンのメンバーとの関わりも豊富な写うま。鈴木心写真学校が初参加の方は、ワークショップ終了までオンラインサロンも無料になります。たのしい仲間と、たのしい写真を。ぜひこの機会に!
まずは鈴木心写真学校の雰囲気をのぞいてみたいという方は、オンラインサロンからお試しください。初月無料でご利用いただけます。
(編集・山田友佳里)