写真がうまくなるために、長く苦しい時間を過ごす時代は終わりにしたい。
「学校は何のために行くの? 何のために勉強するの?」
幼い頃、こんな疑問をもった人は少なくないはず。目的がないまま、義務だからと枠に入れて十数年過ごし、いざ社会に出てみれば使い方がわからずに忘れてしまうことばかり。
写真学校も同じ。なんとなく一通りを学んで1、2年を費やし、卒業後は限られた進路で、長く生活も厳しい下積みを経ないと仕事にならない。「写真家」や「(商業)フォトグラファー」が写真の仕事の頂点だという認識。
こんなに多様な時代に、写真は不自由でいいんだろうか。