七五三撮影、思い出の一枚をもっと特別にできる方法。
七五三撮影といえば、きちんとした着物姿でポーズをとったり、椅子に座って撮るのが定番でしたよね。でも最近は、そこに少し個性をプラスする動きが増えています。
鈴木心写真館のフォトグラファー・平山さんによる七五三撮影の最前線情報。
すきなものと、きものと。
こんにちは、平山です。
実は年々、増えている依頼がございます…!
それは七五三撮影で習い事をしている楽器やスポーツの道具と一緒に撮りたい!というもの。7歳女の子が多いのは小学生に上がるとともに始める習い事が多いから…と見ております。
私が小さい頃は卒園アルバムも卒業アルバムも、「宝物」を持って撮るという指定がありました。一生残るものだし、そんなこと言っても実は本当の宝物ではなくて親が決めたものを持った記憶が。
七五三で楽器などと一緒に撮るのもきっと、お母さんが「撮りたい!」と提案したものが多いのかな?とも。
何をのこしたい写真?
実際、「インスタに投稿されていた着物で楽器を持っている写真をみて」「スケボーに乗っている写真をみて」と話してくれるのは基本お母さんです。
でもでも、お母さんが言い出さなきゃお父さんはあんまりそういう提案しなそうだし…お子様から言い出すこともあんまりなさそうだし…。
時々、じゃあ撮るぞ!となったときに恥ずかしくなっちゃう子も多いのですがそこが私たちの腕の見せ所。
プロのプレイヤーじゃないんだから、楽しく笑顔で演奏している姿にこだわらなくてもいい。
演奏していなくても楽器と一緒に楽しい表情だっていい。
真剣に向き合う姿でもいい。
愛おしそうに見つめているところだっていい。
お子様がみずから「やりたい!」と言わなくっても、お母様が残してあげたい好きなものとの姿は、大きくなったときにお子様が見返したって大切な一枚になります。
その子と好きなものとの関係を写真でどう表現してあげるか。その楽しさが伝わったらいいな!と思うのでした。
最も自然な表情も、最も自然なつながりも。
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雑誌や広告の撮影で使われる大きなスタジオで、お子様も、お父さんお母さんも、全身で楽しみながら撮影しましょう!おじいちゃん、おばあちゃんもぜひご一緒に。
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(写真・文:平山あきひ、編集:山田友佳里)