クルマは、コイン・パーキングで撮る、絶対にだ。
クルマはむずい!
広告業界ではクルマは被写体として難易度が非常に高い部類ですが、昨今はそのほとんどがCGで作られてます。設計段階での高精度なCADデータを流用することであらゆる場所であらゆるカットをシミュレーションすることができるからこそ、コストの圧縮、と高品質の画像を制作することができます。がしかし!
そんな画像が当たり前だからこそ、瞬間的なエモーショナルさが失われいているのは否めません。なぜならば制作段階でどういうカットが必要かを事前にきめなければその素材を用意することができないので「偶然」という因子が生まれる余地がないからです。
CGにはできないこと
写真だから、人間だからできることってあるんだろうか。ありました。夜のコインパーキング。こんな設定、カタログにあるわけない。せっかくなので挑戦してみました。
大きな鏡だと思う
クルマの撮影では反射するボディに何を写し込むかが重要です。夜間は真っ暗なスタジオのようなものなので、限定的な光源を選択肢それが映り込む角度と写したい被写体を掛け合わせます。
部分を大切に
構図は車全体を入れる必要はありません。それではカタログと同じになってしまいます。それよりもあなたのお気に入りの部分をどかーんと切り取りましょう!それが複数枚並んでいる方が、あなたにしか見えない、あなたのクルマの素敵な表情を伝えることができるのです!
風景も大切に
そしてオマケも大切です。クルマの周辺にあるものも写してみましょう。なにを写していいかわからない?そんなときは運転席に座ってみて、あなたの目に飛び込んでくるあなたの大好きなポイントにぐぐっと寄ってみてください!外からだけではなく、いつも運転中見ている中からの風景も大切です。
寄ったり、引いたり
そして、最後には押さえ!できる限り引いてみて、撮らせてくれた背景にありがとうの気持ちを伝えましょう。
わがままでいい
CGの制作費は数百、数千万円。深夜の駐車料金は数百円。これでこんなに美味しい写真が撮れるのはお得ではないでしょうか!必要なのはあなたの車への愛かもしれません。深夜、ひとりテンションがあがり、家に帰れない、、、仕事ではなかなかないことです。こんな鈴木にあなたの愛車を撮影させてみませんか?そんな仕事を受注したくなってきました!?クルマの撮影会ワークショップ!?また次回!
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