たらふく飲んで、食べたGW?今から食事を休んで得しまくる10のこと
僕は、2011年から毎年のゴールデンウィークは断食をしています。写真家らしくまずは、セルフポートレイトで、その効果を!
2011年の初回の断食はなんと15キロ痩せました。
このグラフは電子体重計に変えてから2016年以降の体重推移。毎年5月に減って、一年かけて戻ってを繰り返しています。
痩せるため、だから失敗する。じゃあ、なんで、するの?
痩せるのは過程であって、結果じゃないんです。痩せてどうしたいのか?その具体的な目的がないのに道のりは立ちません。旅行をするとき、見たいところを決めてから交通手段を確保する様に、体調管理にも具体的な目標が絶対に必要です。だって、今の自分をすくなからず変化させなければいけないから。
2019年、今年の断食は7キロ減でした。ちょっといままでもより急に減らしたので、反動が見られます。
万病の元は腸にあり!
とはよく言ったもので、僕らが生きていく上で絶対に不可避な食事。この食事を受け止めてくれている腸。表立って見えないけれど、疾患やできもの、血色や、体臭など、実は体のいろんなところに腸からのメッセージが現れています。きちんと受け止められていますか?
ということで、ここからは断食、というか食休、のお話です。これは僕の9年間10回にわたる断食の経験則としての話なので、医学的な根拠はありません。あくまで食事を休むこと、に興味を持つきっかけになればと思います!ここからは写真家らしくなく、テキストのみでいきます!
では、食事を休んで得する10のこと、いってみましょう〜!
0、腸を元気にするために
腸は私たちが胎児の時に心臓より先に形成される、体の栄養の中枢を司る大切な臓器です。同時にとてもパワフルなので自分で自分を掃除することができます。ただ、いつも食事をしていては、消化のために働くので、休ませてあげることで、腸自身がメンテナンスできる時間を作ってあげる、それが断食、というより、食休み。
1、ぐんぐん代謝が上がる
食事を段々と休ませてあげる減食期間中、ある時から、「体外」のエネルギー源から、「体内」のエネルギー源への切り替えがあります。そうなると体内に蓄積されているエネルギーの貯金、脂肪を変換して活動します。この時に活発に動けば動くほどどんどん脂肪が燃えていきます。
2、宿便が出る
体臭や口臭のほとんどは、長年腸内に残っている宿便の臭いです。それが体外へと滲み出してくる。通称:加齢臭は、体の表面をいくら綺麗にしても取れません。偏食やストレスで変形した腸の歪みにたまった宿便も腸自身へのストレスにもつながり、結果人間の病気の元にもなります。腸自身に排出してもらいましょう。(腸洗浄は自分の腸内菌も一緒に洗浄して免疫力が低下するとか。)
3、免疫力があがる
食事の休みが明けて、腸の掃除とともに、今度は腸内の菌を育てていきます。復食期間といわれる食事の再開を優しい食事を続ければ続けるほど、たくましくなり、いままであきらめていた持病や季節の習慣、あるいは風邪など外部からの菌への耐性が強くなります。
4、五感の感度が正常になる
過度な食生活から解放され、元気な腸を中心に添えた体の五感は正常な感覚を取り戻します。水の味や、空気の臭い、湿度、動体視力や、聴覚がいつもより繊細に、感じることができます。いままで気づかなかった、いや、鈍っていた感覚が元に戻り、まるで子供の様な感覚で日常がまた新しく変わります。
5、集中力があがる
寝ても覚めてもつきまとう、体のだるさ、頭の重み。その原因の一つは、腸がかかえているストレス。それがもしすべて取り払われたら?あらゆる判断が明快になり、短い時間で多くの課題を攻略することができます。
6、不健康な食生活をしなくなる
綺麗に掃除した水道管にいきなり油は流し込まないですよね?正常な味覚は、添加物や不良な食材を見極められることができます。この感覚を頼りに食生活を構成していくと、断食前の食生活は自然としなくなってしまいます。だって、それより随分と充実した食生活になるので。
7、睡眠が深くなる
食事は睡眠の4時間前まで?なんてよく聞きますが、そもそも食事量が少なければ消化に時間はかかりませんから、寝ている時間、内臓を含めた体がぐっすり休むことができます。短い時間でも深く、長い時間はより、すっきりと。
8、リズム感のある生活になる
早起き、するから、早寝になる。次の日のコンディションは、前の日の睡眠にかかっています。しっかり休んで早起きすれば、結果早寝、になる。睡眠と、起床している時間の綺麗な関係を自然と構築することができます。深夜も早朝も、みんなが起きはじめる締め切りに間に合えば、同じことでしょう?
9、体の形が最適化される
骨格と普段の運動量。食事のインプットと消費量が安定すると、体型は最適化されていきます。いらない脂肪は落とされ、必要最低限になる。もし筋肉が必要であれば、その部分だけをトレーニングすれば、すぐにつけることができます。とても効率的な体型になります。
10、心が安定する
お酒が、お肉が、などなど、〜がなければ、ダメだ、という感覚がなくなります。だって何も食べなくても、食べる以上に効率的な生活を体験できてしまいますから。それよりも質の高いものを少量でたのしめる、新しい体験に変わっていきます。
これは、作品として撮影している自分のセルフポートレイトです。人間にとっての時間は自然にしてみれば短いものです。
痩せたいですか? それとも腸を元気にしたいですか?
前者は食べるのを我慢するだけです。でも後者はこれだけの恩恵があるのです。どうしても「断食」につきまとう、厳しさ、宗教的なイメージがありますが、実際は緩やかに初めて、緩やかにもどす。それは極力体にも精神的にも負担をかけないためです。先生に指導してもらい、仲間とともに行います。
結果にはコミットしない。食休みは続くよ、どこまでも。
生き方にルールはありません。食べたい、飲みたい。なんだって自由です。でもその影には、人体という生き物も一緒に並走していることを忘れずに。ちなみに僕は筋トレやランニングなど激しい運動は一切しません。それらを維持するのにも負担がかかるからです。だから筋力がいらない体型、生活、をしています。
本業は写真家です。
生きてる、んじゃなくて、生かされている。これが僕の写真、仕事に通底した考え方です。食べ物がなければ生きていけない様に、写真は被写体がいなければ撮影はできない。だったら誰のために写真を撮るか。それはもう、自明ですね!ただのダイエット話に収まらず、なにか皆さまのお役に立てていれば幸いです。また機会があれば、断食、、、、じゃなくって食休、投稿したいとおもいます!