写真のアスペクト比、何をどう選ぶ?
縦横比2:3がもはや、ふつー、と思われがちですが、フィルム時代には、いろーんな比率があったのをご存知ですか?
ハッセルの中判X2Dにはこのすべてがデフォルトで入っていて、ああ、懐かし〜と時代を振り返りつつ、浮かび上がる疑問が再度。
ノートリは美学?
なんで2:3で無理して撮ってたんだっけ?
僕の場合はデータの整理上にしかすぎなかった。あれやこれやになるとめんどい。あと、縦横比の切り替えも面倒臭い。それが簡単にできたら?
撮影時にやったほうがいい。トリミングしていない、というのは、撮影者の自己満でで見る人にはあんまり関係ない。ただ、撮影時にフレーミングを完了していれば、工数を減らすことはできる。
視界が変わる、世界が変わる
だからいま撮りたい範囲の情報を整理するために、縦横比を柔軟に切り替えていく、というのはナシじゃない。(とはいえデータ上はフルサイズでのこっているので容量は減らない。)
とかく、そんな想像をしているよりもまず実践してみたところ、逆に新鮮すぎた、、、、、。これ面白いな。またフィルム時代をしっているからこそ、それを意識したり、ぎゃくに、こりゃねぇだろ、をあえてやってみたりと、記憶の中の自分とカメラ談義をしあったり。
写真のゴールは定まっているか
これはフォーマット違いのサンプル。ちょっとの差にも感じるけど、風景のハマり方はぜーんぜん違う。しれっと撮った写真だったんだけど、、、、先々で、これを、1億画素ベースにできるのは、あとで何かに展開したいときに(大きなポスターとか)安心。
さて、最終的には2:3にもどってくるか、旅に出続けるか、はこのカメラ次第なのでは、と。容量も値段も気にするな、と。X2Dは、そういう、どんと構えた輩のためのカメラのようです。
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(文・写真:鈴木心、編集:山田友佳里)