写真を見た感動は、写真を撮った人の感動である。
2022年からスタートし、これまで約200人が申し込んでくださっている「鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ|ベーシック」。
2024年最後のクラスが10月からスタートし、受講生が変化していく様子が非常に気づきに富んでいたのでレポートします。
思ったとおりに撮れない、自分らしい写真が見つからない、とモヤモヤしている方におすすめ。まずは記事を読んでみてください。
写うまベーシック11期のあーちです。
ワークショップが始まって1週間。写うまの初回講義や課題を通して、いただいたアドバイスに対して「でも…」と癖のように思っている自分に気がつきました。
「でも、ここ3階だから…」
「でも、俯瞰で撮るとき自分の腕の長さはここが限界だから」
この1週間、クラスメイトの投稿している課題を見たりレビューをいただいたりして、「もっとできるんじゃないか?『でも…』って止まっちゃうのすごくもったいないかも!」と感じるようになりました。
「でも」じゃなくて、「どうしたらできるかな?」と考えながら、わからなければみなさんに聞いてみながら進んでいったらいっか!と思うようになりました。
もう一つ。以前、写真は「見る・撮る・見せる」で上達すると学んだことがありました。
「見る」とは気になった写真の「テーマ、構図、光の向き、ディレクション…」を自分なりに分解して言語化することだと思っていました。その言語化に答えはなくて、いつも「これでいいのかな?」とモヤモヤして終わっていたんです。
写うまベーシックに入って、モヤモヤしていた理由がやっとわかりました!
そもそも「自分の目で見れて」なかったし、「どうやって」撮るかばかり気にして、「私がどこに感動してどんな風に」撮りたいかがすっぽりと抜けていたからだったんです!
いつの間にか周りの人に喜ばれるような形式ばっかり追い求めて、自分の純粋な気持ちをほったらかしにしていたみたいです。写うまに入る前は、無意識に見本写真を探して誰かの真似をして撮ってばかりでした。
でも今は「あ!」と思った点で写真を撮っています。「私」からスタートして撮っています。
そっか、写真って楽しかったな、と思う今日この頃です。
機材はあなたの撮りたいものを見つけてはくれないから
機材の操作を知っているだけではわからない、伝えたい一点の決め方から練習できるのが写うま|ベーシック。
カメラはなんでもOK。心が動く解像度を上げ、伝わるかたちにできれば、あなたらしい写真が見つかります!
カメラが使えるようになったら、光を使えるようになろう。
写真は光で描くメディア。ライティングでもっと写真の質と表現力が広がります。
もっと伝わる写真の考え方は、こちらの副読本をどうぞ。
(編集:山田友佳里)