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ポートレート写真がうまくなっちゃう3のこと

2022年から、実に16冊ものダウンロード写真集、その名も「YouTube写真集」をリリースしている鈴木心。

YouTubeでは撮影前後を含むモデルさんとのコミュニケーションと、レタッチ、編集の全貌を。販売している写真集ではPDF+RAW+JPGをセットにして撮影時の設定情報まで公開してしまう脅威の写真作品です。

ありがたいことに「YouTube写真集を見て衝撃を受けた!」というお声を多くいただくことから、誰でも1日で撮影から写真集の完成まで体験できる「鈴木心流ポートレート!YouTube写真集ワークショップ」を初開催!

参加してくださった鶴田貴大さん(@tsuruda.takahiro)がレポートしてくださいました。

たしかに写真はコミュニケーションだった

このワークショップはモデルさんとのコミュニケーションに重点が置かれていると思います。撮影前の打ち合わせ、撮影中の指示、撮影後の採点・フィードバックと、作品づくりのサイクルの全工程をモデルさんとのコミュニケーションを介して組み立てます。

自分は撮影時のコミュニケーションが下手なのが分かっているので、積極的に事前にお話しすることを心がけました。その結果、この人を主題に据えるとこういう撮り方になるよな、という具体的なイメージをもって撮影に臨むことができたように思います。

撮影時コミュニケーションについても客観的な目線からコメントをもらえる良い機会でした。

たしかに写真はスポーツだった

午後からの撮影は、90秒を1セットとし、カメラマン交代制で撮影するというスタイルで実施されました。短い時間の中でいい写真を撮るために、ロケーションを即決し、モデルさんに声をかけ、カメラを携えて駆けめぐるさまはまるでフィールドスポーツのよう。

スピード感があるから生まれる場の熱量と、さらにそこから生まれる表情の豊かなバリエーションを知りました。

たしかに写真は「そうぞう」しあうことだった

このワークショップに参加されているモデルさんは、身体を使った表現力と、カメラマンの意図を汲む力が高い方が選ばれていると思います。無茶振りのような提案に対しても良い表現で応えてくれました。

ああして、こうして、と具体的すぎる指示をこちらから出さないことで、結果的に主題の焦点がモデルさんからブレず、いい意味でカメラマンの想像力の外側にある、モデルさんの人柄が現れた写真を撮れたのでは…!?

丸一日ポートレートと向き合って

濃厚な一日でした。午前10時集合からの講義、公園でモデルさんを交えてランチ、撮影、写真集作り、モデルさんからの講評、懇親会まで。一日中いろんな角度からポートレートと向き合いました。

ポートレートとは? 表情とは? という多くの人がスルーしてしまっている最初の地点まで立ち返る講義から始まり、夕方頃には自分の撮ったコンビニでプリントして写真集ができあがっているというのは面白い体験でした。スタッフや参加者の皆さんありがとうございました。

鶴田さんの撮影した作品はこちら!

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自然体のポートレートがうまくなる!

3ヶ月ごとに開催している「鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ」では、お好きな写真集を1冊参考にして、ご自身の作品をつくっていただきます。もちろん鈴木心のYouTube写真集でもOK!

撮影の基礎技術からポートレート撮影のコミュニケーションまでしっかり学べるから、「ポートレートを素敵に撮ってみたい!」という気持ちさえあれば大丈夫。カメラもレンズもわざわざ買う必要はありません。

写真集の前に、まずは4枚の写真で自然なストーリー生み出す作品づくりのオンラインワークショップも。全2回、1ヶ月で完結します!

通称「写うま」のカリキュラムの基盤になっている『写真がうまくなっちゃう7のこと』。Twitterで募集した、写真を撮るすべての人のよくある質問集。だれもが写真を撮る時代に、撮られる、撮る、観る人を「良い写真」でつなぐためのコミュニケーション論です。

一問一答形式だから30分程度で読めて、その日からあなたの「眼」と「心」が変わります。

本記事は、鈴木心写真学校のオンラインサロンで鈴木心が書きおろしているコラムを一部転載しています。オンラインサロンにご加入いただくとすべての投稿を最新・最速でご覧いただけます。

(編集・山田友佳里)

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