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本日の鈴木心写真館「鈴木心写真館 in コミックマーケット94、終幕!」の巻

先週末、終わってしまいました、鈴木心写真館 in コミックマーケット94。厳しい暑さにも負けず、早朝の雨にも負けず、今年の来場者は53万人だったそう! 充足感と、一抹の寂しさと、次回への想い、スタッフゆもとが写真で振り返ります。

1年ぶり、8回目

遠くからも見える、大きな柱看板は初登場。おなじみの大きな提灯と、新しいスタッフTシャツは写真館のコンセプトでもある「写真であそび、写真でまなぶ」「PLAY STUDY PHOTOGRAPHY」。万を持して、1年ぶりのコミケでした。

いつのまにか、恒例のようになっていた、コミケでの写真館だけれど、それは決して当たり前のことではありません。

毎回、必ずコミケのときに撮影にきてくださっていたお客さまが今回もいらっしゃって、「実は去年の冬、自分は病気をしていて、コスプレをしてコミケに来ることができなかったんです」というお話をしてくださいました。

すべて、一度きり

毎週の松陰神社前の写真館も、月に一度いろんな場所へ呼んでいただいている出張写真館も、同じことの繰り返しなんてひとつもなくって、必ずあると約束された「次」もない。

それでも、「今年も楽しみにしていました」「冬もきてください!」と言っていただけること。コミケという場所と、そこにくるひとたちを撮影し続けるということは、一方で、「鈴木心写真館」というものを、コミケに、定点観測していただいているようなものなのかもしれません。

だから、そのとき限りの時間と出会いに向き合って、もしかしたら、無いかもしれない「次」に向けて背筋を伸ばします。

「最高の瞬間を、永遠に」

永遠にしたい一瞬って、どんな瞬間だろう。すべての繰り返せない時間のなかで、本当にしたいこと、好きなことを楽しむのに、遠慮やためらいは必要ないなあって、コミケのお客さんと時間を過ごすと思ったりして。

お客さんがそんなふうに笑っているとき、振り返ればスタッフのみんなも、負けない顔で笑ってたりして。写真には写らないけれど、撮る側の表情や気持ちだって、その一瞬を決める大切な要素だと思う。

PLAY STUDY PHOTOGRAPHY

もしも次があるならば、さらにアップデートした写真館を呼んでもらえるように。お互いの、全力の「楽しい」を共有できるように。「また来てね」「また来るね」と言い合えることの、幸せと緊張感を噛み締めながら、あそんで、まなぶ。写真はつづく。(記事:湯本愛 写真:鈴木心写真館)

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