写真の「作品」と「仕事」の違い
※こちらは鈴木心オンラインサロンSKOOLで、2022年3月10日に投稿されたコラムです。
こんにちは!鈴木です。
今日は沈没しかけている広告写真業というタイタニックから小舟で脱出するおはなしです。これは変化を迎えるあらゆるお仕事に通じることなのでしゃ?
写真館で広告業の構造をっ逆転する!
よく写真の作品と仕事の違いは? と聞かれます。シンプルにクライントが違います。
仕事は、文字通り、クラインアントの要望に仕える事。広告主やデザイナーの問題を写真で解決をすることです。
作品は、自分がクライアントになること。自分がやりたいことを、写真で実現します。
じゃあ、写真館は?と言われたら、実は後者。作品だと思っています。2011年からはじまった写真館プロジェクトは、広告仕事へのカウンターとして画策し始めたものだからです。
というのも撮影業は広告製作の末端下請けなのでみなさんがおもっているほど意思決定には参加することができず、これでいいのかなぁと残しつつも仕上げの上塗りをしなければいけません(身勝手な意見を言う芸能界も厄介です)。
そういった伝統的な広告業界の縦構造の中では、新鮮で、速度のある建設的な意見はむずかしいのです(お役所的)だからこそ、デザイナーや代理店を飛ばして、メーカーと直結することで、解決できる問題があると考えました。
そのためには、ユーザーからの支持が必要です
一介の写真家ではユーザーからの距離がありすぎる。みんなが写真を撮るのに、好きな写真家や写真集がない、、という致命的な問題は写真集でも写真展でも解決することができません。だからユーザーを中心に添える写真体験を構築することで、写真外の人たちも写真に入ってきてくれるのではないか、と考えました。
ワークショップも同じです
34,000人。
2011年からのお客様の数です。そしてその数字は、メーカーをも、動かし、写真館をやりたい!と言っていただけるのです。そして行われる企業主催の写真館では、僕たちが企画の中心になるので、いろいろなチャレンジをみんなが気持ちよく行うことができるのです。
ね?逆転したでしょ?
写真館プロジェクトにはそんな挑戦的な試みが随所に詰められています。声を荒げず、強かに構造を入れ替えていく。でもそれが同時に楽しいものであるなら、その挑戦は必然であると、振り返り想うでしょう。だから、また新しい挑戦に挑んでいくのです!
本日のお写真は、我らが馬喰町で成長し続ける、大自然の滝です。アンゼルム・キーファーしてんなぁ〜と毎回感動。
写真業界を変える野望もいち早く読める!
鈴木心オンラインサロンSKOOLはこんなところです。
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