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「出張写真館」という作品が実を結ぶとき

まだ頭が整理できていないけれど、広島での怒涛の出張写真館&写真教室が終わって東京へ。

あたたかい島のような空間

まずはいろんな地方から集まった意識が高いサロンなメンバーに囲まれて、阿吽の呼吸で準備も現場も片付けもスパスパ進んでいくからこそ、定番となった鈴木のキッズコミュニケーションも進化していき、いつのまにか、撮影+あやしも、んでワークショップも懇親会もと、脳みそをフル回転する2日間のイベント。

「まるで島の写真館のようだった」という 新太くん(隠岐島での写真館イベントを手伝ってくれた)の言葉通り、リピートのお客様にも、初めてのお客様の期待値も高く、あたたかい雰囲気が終始みんなに響いた時間でした。

海とともに思い出す時間

会場&宿泊場所だったシーサイド桂が浜から眺める静かな瀬戸内海は、同じ海なのに隠岐島のそれとは全くの別物で、去年1週間帰れなくなった気持ちがじん、と染み出してきたりとか。

年を重ねないと見えてこないことってとても多いのだと最近よく思う。
子育てなんかが典型じゃないかとおもうんだけど、先をみて、過去もみて、今を調整していく、そこかだけじゃなくて、そのバランスが肝。

撮影もそうだね〜こうやって5年?かけて育んできた倉橋での写真館はスタッフも、お客様も、主催の方も、そしてぼく自身も、いろんな変化をした時間だった。

続けることで見えてくる変化

写真のワークショップでもそうなんだけど、すぐにできなくても大丈夫、ワークショップの中で完結しなくても大丈夫、それよりも、挑むこと、変化し続けていくことの方が、圧倒的に、成長なのだから。

最近いっつもGRを携帯しているんだけど、ほとんど撮影してない、、、、撮りたいな、なんて思うときもあるんだけど、まぁ、いいか、と肉眼レフする時間を、あえて。

なんかな、脳みその稼働量をセーブしているのかな。撮り始めると止まらない、と言い訳しておこうかな。

とにもかくにも、10年ほど前に発明した出張写真館というアイデアは、その間に、撮影する場所として、共育の場所として、思い描いた通りの形に育ってきたんだなぁとしみじみ。それは自分の作品を発表するなんかよりも、もっともっとやりがいのあるものなのでした。らびゅ。

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(文・写真:鈴木心、編集:山田友佳里)


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