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あなたは、どこで死にたいですか?

先日開催した写真のワークショップ。参加された方がフリーランスの看護師さんで、訪問看護をしているとのこと。高齢の方々の対応をしているそう。なるほど。高齢の方々をたくさんみてきて、今自分がなにをすべきと思うのだろう?という疑問を投げかけてみると

どこでにしたいか、決めておくべきだと思います、と。

自宅? 病院? 施設? いずれにせよ人手もお金もかかる、その準備をしておかないと、その死に方はできない。必ず死ぬにもかかわらず。なるほど、、、、。その施設の程度も、しかり。

糖尿や脳梗塞の人のような生き方もしなくない、と。

というのも、そのほとんどは生活習慣からきているにもかかわらず、他責にしがち、そして、その後に及んでもまだ食べたいものを食べ続けようと、、、。それは大丈夫かな。さらにそれは家族間の溝を深め、二世帯などの対立を産んでいき、末期に及んで、、、、ご想像にお任せします。

またその面倒は誰がみるのか、と考えると、身近なのは家族、夫婦か、、、。どっちも老いているのに、、、!?いや、それもなんだか、違う、結婚とは、そういうことなのか。結婚するときのことを想像するのではなく、老後を想像して、相手を選ぶものなのか、、、、ますます、遠ざかる、誰かとの生活、、、、そして待っている孤独死、、、、。

即身成仏、そんなときに、頭をよぎる。空海、、、。日本で初めてミイラになった生きる仏。空海は自ら食をたち、穴に入り、毎朝鈴を鳴らした。その鈴が途絶えた時、弟子たちがあなを埋めるときなのだ。薬にも医療にも頼らず、自ら死んでいく。それも悪くない。なーんて。

病院では死を選択することはできない、でも、食べなければ、薬を摂らなければ、死ぬことはできる。むしろ、誰かに手当てを受けなければ生きられない、それは死んでいるのと同じなのかもしれない、だなんて思いつつ、翌朝、ジョギングをしたのだった。

写真でも、なんでも、とりあえず、いまできることをやり続けるだけ、それであとはなるように、なる。それが一番悔いがなさそうだ。と想う夜だった。

今日も今日できることをやっていこう。昨日と変わらずに。みなさまも〜よしなに。

(写真・文:鈴木心)


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(編集:山田友佳里)

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