新しい写真館を、もりおか、にオープンします!なんでまた!
もりおか写真館!!!!!
自分でアシスタントを雇用し始めたのは2007年のことでした。彼らが巣立って活躍をし始めるまでに5、6年はかかって。そんな風景を見ながら、自分にとっての作品は写真じゃなくって、写真を通じて人が変化したその「変化」自体じゃないかと思っています。
そんなことかえりみずに突き進みまくった松陰先生は、まさにお手本そのものですが。あれは江戸の生き方でもある。 2011年からワークショップを開始したのは、もうアシスタントを育てる時代じゃなくなったなぁという感覚が生まれてきたから。アシスタントはどんどん若くなり、自分は老いていく。
自分に寄せるのではなく、相手に寄せる。それは主義ではなく、伝え方を。そんなシンプルなことで、伝わらなかったものが伝わるときがある。そう、それが変化。 一人一人を家族のように育てるアシスタントの時代の終わりも感じ、一般的な社会人よりも給料をしっかり払い、仕事だという自覚をもってもらう。それも変化。
それによって、自分のおっさん化をとどめ、新しさに目をむけるように、関心を持つようにと変化してきたのだった。
さて、時を経て、3ヶ月ごとに写真で大きな変化を見ることができる今のワークショップのサイクルは自分にとっては、幸せこの上ない。ピント、、、どうやって合わせんすか? から、アラーキーが、、、、と語る姿は、こんなスピードって人って変化するんかい! と自分でも驚く。
というのも先輩たちの、サロンのみなさんのサポートあって。 コミュニティがあることで、変化はさらに加速する。いや具体的になる。この1年で痛感したこと。ワークショップが終わったあと? その先にさらなる変化を起こすために。
新しいプロジェクトが形になりました。学び、それを人の役に立てる。その具体的な方法を形にする時が来ました。
それはみなさんの変化を見てきて、その必然を感じた、僕の変化でもある。 親鳥が子供に、餌の取り方を、見せて学ばせるように、見ることは調べる以上に大きな理解を促す。だから、撮影する姿をみせて、形にする姿を見えるようにしていく。
YouTube。もりおか写真館というビジョン。これを東北のチームでみんなで実現していくこと、関わっていくことが僕たちの未来を実現することになる。
今までになかった何かを生み出すこと。それが小さな変化であり、大きな変化の始まりでにもなり得る。大きな変化は急にやってこない。小さな変化を積みかねていくこと。それだけだ。
距離やピントを意識することからはじまった写真の基礎が、写真集に、写真館に変化していく。そんな風景を見守りつつも、先導すること、それがいま自分にできること、いや、もしかしたら、僕の人生にできることなのかもしれない、とおもいつつ、そろそろ、断食の準備がはじまるのであった。体重・変化。
もりおか写真館体験イベント開催です!
さて本記事は、鈴木心写真学校のオンラインサロンで鈴木心が随時投稿しているコラムです。オンラインサロンにご参加いただくとすべての投稿を最新・最速で読むことができます。
鈴木心が、写真に関するよくある疑問・質問にこたえた、作例ゼロの教則本。新しいカメラの購入を検討されている方、迷いがなくなります。
「いい写真」は「伝わる写真」。 眼の仕組みを理解して、距離・絞り・シャッター速度であなたの意図を伝えられ、自分らしい写真集をつくれちゃう。3ヶ月で見違えるほど写真がうまくなっちゃうワークショップ。