累計撮影46,000名。日本最大級の記念写真館がこだわるデータ運用術
私たち鈴木心写真館は創業2011年、累計46,000名の記念写真を撮影する、もっとも撮影数が多い写真館の一つです(2023年11月付)。「撮った日が、記念日。」をテーマに、楽しさ、速さ、そしてクオリティ。デジタル時代の記念写真におけるあらゆる驚きを凝縮した本当の写真体験をすべてのお客様に提案します。
お客様の記憶を預かる仕事
量やスピードにとらわれないデジタル写真撮影に特化しているからこそ、そのデータ管理には細心の注意が必要です。東京にある2つのスタジオとオフィス、そして、全国出張撮影イベントから企業の社内でのプロフィール写真撮影など、常に移動を繰り返している私たちにとっては、ストレージの運用はいつも悩みの種でした。
納品するフルサイズのJPGデータは、お客様、そしてクラウドサービスで保存しておけるものの、容量が嵩むオリジナルの撮影RAWデータの管理は物理的なハードディスクに依存せざるを得ず、一時的に外部SSDや、バルクのハードディスクに保存していました。
しかし、ありがたいことに増えるお客様のデータを安全にそして効率的に運用するために、何か新しい手段を、とご縁があって出会ったのがQNAPのNASでした。
共に、思考するNAS
NASの最大の価値であるともいえるRAIDを使うことで、ドライブの故障からデータを守れること。私たちは最善のRAID6を使用しています。Hybrid Backup Syncは同時に、外部のストレージサービスにも設定をすれば自動コピーをしてくれる。写真という残すもの、本来の機能を最大限に発揮することができ、撮影者たちはより撮影に集中することができます。
従来のただのストレージとしては当たり前のこと、NAS上に展開するOSからさまざまなアプリケーションが、データの管理そして運用のサポートをしてくれます。
まるでスマホのような扱いやすさ
例えば、写真管理ソフトのQuMagieは各社RAWをふくめたほぼ全てのデータを読み込むことができ、写真の閲覧が高速に行うことができます。さらに画像からタグを生成し、「青」や「ウェディング」「動物」など膨大な写真データを分類してくれます。
そのデータをQsirchで文字検索することができるので、ビジュアルからの検索、そして文字からの検索を同時にかけることができます。そこからファイルの形式は問わず、クラウド系写真共有サービスのような手軽さでアルバムや写真を外部へ共有リンクを生成することも。スマホアプリQfile Proを使えば、これらの作業はハードを問わず行うことができるのです。
膨大な撮影量が潜むデータの海、そして、脳裏にある曖昧な記憶をあらゆる方向からストレージ内部にある具体的なデータに直結してくれるのです。
短い時間で、最大限のパフォーマンスを引き出すために
Mac、WindowsなどのOSを問わず、そして、場所も問わずデータの書き出しと読み込みをブラウザから行えるのも特徴です。スタジオで作業する際は、2.5GbEや10GbE(別売ネットワークカード購入)で迅速にアクセスすることもでき、従来のようなNASの重みを感じるような挙動とは裏腹に、強力なNPUがAI性能を向上し、NASのハードウェア処理も岩のようなデータを軽々持ち上げる頼り甲斐のある存在といえるでしょう。
一生涯、増え続けるデータと共に生きていくために
歴史上かつてない、広がりを見せる写真。それはデジタル化があっての産物を行っても過言ではないでしょう。同時に、生涯にわたって増え続けるそのデータをどのように安全に管理、効率的に運用していくか、それは常に私たちの課題でもあります。
いままではデータの保管庫であったNAS。しかしこれからのAI時代、NPUの搭載されたNASによってAI機能をフル活用し、ストレスフリーなデータ管理が行うことができる。優秀な司書、秘書、パートナーとして、QNAPのNASは生涯、パワフルにアシストしてくれるのです。
余談ですが、さらなるパワーアップを
この記事を執筆後、あまりの利用価値の高さにNASを増設し、96TB+128TBへスケールを上げ、あっという間にデータのストレージ環境を移行してしまいました。
今後のワークフロー、または作品自体の制作スタイルを根本から見直す機会となり、さらなる報告をみなさまにできることを、ここに小さく宣伝させていただきます。
(提供:QNAP Systems, Inc.)