いま写真家が伝えたい、写真がうまくなるために一番大切なこと。
カメラは眼のしくみをもとに生み出された道具。
だからカメラの使い方からではなく、人の眼や感覚を理解して「写真を撮ること」を手と体に落とし込んでみませんか?
写真家・鈴木心が写真の極意を込めた著書『写真がうまくなっちゃう7のこと』の要素をベースに、撮るときにも見るときにも楽しいコミュニケーションが生まれるような、伝わる写真の撮り方をお伝えします。
1、眼&正中|自分の眼から理解する
カメラの使い方どれだけ性能の良いカメラでも、スマホでも、絶対自分で決めなければいけないのが「ピント」と「フレーミング」の2つ。これらは感情によるもので、機械にはできない領域なのです。ハッと瞬間的に感じる一点へ、どれだけ細かく正確にフォーカスできるか。その予備情報として必要なのがフレーミングです。目が感じ取ったピントとフレーミングを、手と、体と同期させます。
2、選択|風景を整理しよう
写真はピント、構図、絞り、シャッタースピード、感度、押すタイミングを決めれば写真は誰にでも撮ることができる。一からの創造というよりは、目の前の状況を整理する作業です。撮りたいもの、伝えたいことを明確にして、状況から必要なものを「選択」していきます。
3、目的|好きな写真を集めて分析してみる
コミュニケーションのために写真がある。「写真を撮りたい」では手段から始まるためコミュニケーションはどうしても弱くなってしまいます。何を誰に伝えたいのか? 写真の「目的」を、撮る前に考えます。スポーツで名選手のフォームを参考にするように、写真も先輩たちの写真をきちんと頭にいれることでゴールが明快になります。
4、わがまま|自分らしさを知る
自分らしさは、他人と違うこと。自分が好きなものを自分の好きに追求してみる。 常識や既存のイメージにとらわれず、自分にしかできない方法を探ります。でも、大切なのは写真は見る人がいるということ。だからその偏愛が伝わるように、コミュニケーションを育みましょう
5、そうぞう|自分の写真を撮る
そうぞうという言葉には、相手の心を考えてみる「想像」と、なかったところに新しいものを見出す「創造」があります。撮られる人と見る人を想像しながら、自分らしいやり方で両者をつなぐ写真を創造していきましょう!
6、写真はスポーツです
さてコツはつかめましたか? 量のない質はない。失敗や練習の積み重ねそして、みんなの感想をたくさん聞いてマーケティング!写真の上達には他者の評価と反省がもっとも有効です!だからこそ遠慮なく写真をみてもらってみんなの意見を聞き、軌道修正していきましょう〜!
7、ということで、写真うまくなりたいですか?
これまでに鈴木心が培ってきた写真のコミュニケーションをレクチャーする「うまくなっちゃう写真のワークショップ」を2022年1月より定期開催します!
これまで企業向けに行い、大好評だったワークショップを、写真を仕事にしたいすべての人に。参加すれば、みるみる写真がうまくなちゃう。うまくなっちゃうんです。勉強が苦手な方でも、直感で理解しながら学ぶことができる鈴木心オリジナルのメソッドです。
このワークショップで学べること
コミュニケーションを補間するためのツールとしてのカメラ、写真として再定義していくのが鈴木心のワークショップ。
何より量がなければ質は伴わない。ワークショップごとの2週間のあいだにもたくさん写真を撮って、課題に挑戦していただきます。参加者同士の切磋琢磨もあなたを成長させてくれること間違いなし。
鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ
事前に『写真がうまくなっちゃう7のこと』を読んでいただければ、いっそう理解が深まります。
写真を使った仕事をしたい方が、写真の本質に触れながら体験できる。伝えるため目的や到達地点の想像が身につく。見る人に伝わることで、コミュニケーションが広がる。生活が豊かになっていく写真を、ともに学び合いましょう。ご参加お待ちしています!