再燃する一眼レフ熱、フィルムの感覚を取り戻す

いま、僕の中で一眼レフ熱が再燃しています。昨年末からじわじわと来ていたのですが、どうしてか？一眼レフってフィルムカメラに近い感覚があるからでは！と。

電子ビューファインダーが入っていないから、覗いたそのまんまが映る。これが、いわば「フィルムカメラ的」なダイレクト感なが気持ちいいんです。

起動も早いから、頭で考える前に「カチャコ！」と撮れる。この「速さ」が、自分にとって新しいのだろうと。

デジタルミラーあり一眼

改めて振り返って考えてみると、一眼レフってデジタルとアナログの間にいる存在なんです。ミラーレスほど便利じゃないけれど、フィルムほど手間ではない。その中間にあるのがデジタル一眼レフ。これがまた面白い。

デジタル一眼レフの特徴は、ミラーがあること。ミラーがあることでレンズから入った光がプリズムを通って屈折してそのまま映る。

最終的に見ている風景がそのままダイレクトに見える「ロスゼロ」の状態。電子的な起動の速さもあってすぐに撮れる！

覗き込んで見えるそのままの景色を撮れる。記憶として残していく感覚 なんです。

キヤノン EOS 1Dsの キタキタ感

オンラインサロンの佳代子さんが　キヤノン EOS 1Dsを使った時に「キタキタ感がある！」と語っていたんですが、確かにその感覚、思い出しました。

僕は キヤノン EOS 5D Mark II 世代なんですけど、Mark IIからIIIシリーズを仕事でヘビーユースしていた頃の「手応え感」。

ちなみにその頃、僕は中判デジタルカメラのPHASE ONE (フェーズワン)も使っていました。その後、キヤノン EOS 5Dシリーズを一気にソニー A7Sへと切り替えたんです。

小ささと便利さと待ち時間

ソニー A7S を初めて手にしたとき、その小ささに驚きました。ソニーがこのサイズ感をいちばんに目指していたことがとても伝わってきました。

しかし、このカメラはコンピューターっぽい便利さもありますが、一方で、「待ち時間」があるんです。起動やフォーカスに少し時間がかかる。

でも、一眼レフは違う。速いんです！待たなくていい！この速さが自分の感覚とシンクロしていくんです。まるで楽器をダイレクトに奏でているような感じ。アナログのダイレクト感です。マシンが速いから、自分も速くなっていく。合わせなくていい。待たなくていい。

起動時間が34秒で110万円...

ライカのM11なんて起動時間が34秒もかかるんですよ。それで110万円。さすがにそれは…、と思っちゃうわけです。その点、デジタル一眼レフの速さって魅力的です。さらに、EFレンズの50mm F1.4を付けて。カメラを手にしたときのこの安心感。

キヤノン EOS R6 などを使っている人が試されたら、これ、めちゃくちゃ軽く感じると思います。

ご自宅に眠っているデジタル一眼レフをもう一度引っ張り出してみるといいかもしれませんし、価格もそれほど高くないので、購入して試されるのもいいと思います。

RAWデータのノリの良さ

「昔のカメラで撮った写真を今の感覚でレタッチしたらどうなるか？」これを試すのも面白いんです。僕のお仕事用のInstagramアカウントでは、こうして昔に撮影させていただいた写真をレタッチし直したりしています。これがまた、ノリがいいんです。

レタッチの様子も含めて、YouTubeのメンバーシップでしっかりお届けしています。ぜひチェックしてみてください！

鈴木心YouTubeより転載

（ 写真と文：鈴木心 ）

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