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速さを磨いてきた写真家が、いまフィルム写真に立ち返るのは。

フイルム写真の物質感、、、、、という話はさておき、最近思うのは、撮影における所作というか物理的なプロセスのおもしろさについてです。なにそれ

みなさんは、カメラをつかうときに、カメラとどのようにコミュニケーションしていますか? たとえば手触り。これって、誰かと手を繋ぐようなもの、というか触れるようなもので、その質感とか、収まりとか、これって作り手のコミュニケーション。

各種ボタンの配置や、レンズのリングの重さとか、絞りのクリックとか、そして音とか。心地よい?シャッターボタンの深さとか、レスポンス、そしてこちらも音。撮影した画像が表示されるディスプレイや、バッテリーの蓋の開け閉めのリアクション、充電器のデザイン、気になり始めたら、キリがない!

そーんな、カメラから、運命のお相手を選ぶ、、、、必要な全然ないんですけど、どうしても、この子!というトレンドはあるわけで、もっと知りたいなぁ〜とついつい連れ回してしまいます。ライカM9。

毎日写真を撮っていると、撮影される特徴的なRAWデータの個性もだんだん掴んできて、こうすると、こーなる、みたいな、対話ができるようになってくる。たまにはバッテリー残量75%っていってるやん!でも実際ゼロで死亡とか、カード書き込めない、とか、お年を召されているというか、気まぐれ感も、しょーがないなぁ〜なんて思いつつ。

シノゴをさわってみると、今度は、ゴシックな、撮影態度をビシっと正される感じ。水平垂直なお手前。そして何よりマニュアル測光。撮ってみないと、わかんない!まるでお茶のお稽古でお手前を凝視されているような緊張感。これもたのしい。

楽しいカメラ、あるよなぁ、楽しい撮影もね。まずはたのしけりゃいいか〜と思いつつ、撮れた写真は毎度どうでもいい感じで、、、それはそれでいいか〜と、毎日カメラを持ち歩いて、いつのまにか(また)写真学生に立ち戻ってしまった。今日この頃。

調子にのってレンズも国産に移行する試験をおこなっているのだとか〜。

今日のお写真。今月の写真リレーのテーマは「線」! 簡単でしょ? 目の前の風景、には必ず線が含まれているんだから!

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本記事は、鈴木心写真学校のオンラインサロンで鈴木心が随時投稿しているコラムです。オンラインサロンにご参加いただくとすべての投稿を最新・最速で読むことができます。

(編集・山田友佳里)

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