その写真、撮っただけで満足ですか?
参加者数 83名、写真投稿 1,111枚、リアクション数 11,840件。
鈴木心写真学校のオンラインサロンでは、月替りのテーマに沿って写真を投稿しあう「写真リレー」を開催しています。毎月傑作が誕生するこの企画、8月のテーマは「線」でした。
「良い写真」ってなんだろう。
そんなことを知るのが、このリレーの醍醐味。
毎日撮って、毎日見せる。
その反応を見て、撮って。
かつてそんなに人のご機嫌を伺ったことありますか? これをポジティブに「マーケティング」ととらえます。
自分の良い写真と、みんなの良い写真の擦り合わせをしていく。
そうすると自分らしさもみんならしさも見えてくる。
その上で、自分は何をしていこうか。
飛ぼうか、潜ろうか、それとも走ろうか。
そんなこんなで、自然の生態系が豊かになったように、写真でも豊かなコミュニケーションが築かれてほしい。
そんな気持ちで僕はリレーを運営、投稿しています。同時に、自分の「良い」なんて感覚はたかが知れている、とも思います。自分がいいと思っているもの、なんて所詮その程度。80億人いる人類の、果てのない宇宙の、本当に小さな小さな、イチ感覚にすぎない。
自分のつくるものは、自分が食べてきたものでしか作れない。この選択肢しか、取れないのか。そんな問いを自分に立てる。その上で今日なに撮ろうか、見せようか。とふわっと思ってる。思っているんだったらやってみる。世でいうPDCA。その繰り返しだった。
写真は自由でいい。勝手でいい。見る方も、撮る方も。
毎日の投稿を生かすも殺すも、それぞ撮影れでいい。
写真は、手鏡のようにあなたを写すものだから。
それは他人にする表情と異なって当たり前でしょう。もしみんなが同じだったら?
人との違い、それが面白さ。
写真リレーはもっと多様でいい。わがままでいい。
その中にまだ見ぬ、自らの多様性を見出すには十分すぎる、機会だから。
スコアはおいておいて、もっとはっちゃけていこう、9月。
量のない、質はない。
良い写真とはなんだろう?
答えはいらない。
まずは撮って、見せてみることから始まるのだから。
(文:鈴木心、カバー写真:鶴田貴大さん)
あなたも一緒に、写真リレー
写真リレーは、鈴木心写真学校のオンラインサロンで毎月開催中。毎日撮ると、写真はもっとうまくなる。一緒にリレーしながら、作品づくりをしませんか?
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(編集・高橋慈郎、山田友佳里)