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その写真、撮っただけで満足ですか?

参加者数 83名、写真投稿 1,111枚、リアクション数 11,840件。

鈴木心写真学校のオンラインサロンでは、月替りのテーマに沿って写真を投稿しあう「写真リレー」を開催しています。毎月傑作が誕生するこの企画、8月のテーマは「線」でした。

「良い写真」ってなんだろう。

そんなことを知るのが、このリレーの醍醐味。
毎日撮って、毎日見せる。
その反応を見て、撮って。
かつてそんなに人のご機嫌を伺ったことありますか? これをポジティブに「マーケティング」ととらえます。

写真リレー 基本ルール

・お一人あたり1日1投稿まで
・文字やポスター・看板などの複写はさける。自分の写真で伝える力を鍛えるため。表現として必要な場合はOK
・良いと思った投稿にはお互いに絵文字リアクションを。コメントでコミュニケーションを広げるのも大歓迎
・写真の鮮度を大切に。毎日撮って、リアクションを参考に改善していくことがあなたを大きく変化させます

・運営の開始合図でスタートし、1日ごとにリアクション数を集計
★短距離部門=1枚の写真で最高得票
★長距離部門=1ヶ月の通算で最高得票
を月間で集計し、1、2位の方には鈴木心直筆「わざわざ書はがき」を進呈!

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ステップ 1/3(2週間程度)

まずは肩慣らし。
・撮るものは明らかに線と分かるものでOK
・タイトル不要で、写真のみをどんどん投稿していこう!

写真:嶋津孝太郎さん
写真:新里あずささん
撮影:小林崇人さん

自分の良い写真と、みんなの良い写真の擦り合わせをしていく。
そうすると自分らしさもみんならしさも見えてくる。
その上で、自分は何をしていこうか。
飛ぼうか、潜ろうか、それとも走ろうか。
そんなこんなで、自然の生態系が豊かになったように、写真でも豊かなコミュニケーションが築かれてほしい。

写真:鈴木心
写真:一色一成さん
写真:幾度貴文さん

そんな気持ちで僕はリレーを運営、投稿しています。同時に、自分の「良い」なんて感覚はたかが知れている、とも思います。自分がいいと思っているもの、なんて所詮その程度。80億人いる人類の、果てのない宇宙の、本当に小さな小さな、イチ感覚にすぎない。

写真:野島美桜さん
写真:川端慎之介さん
写真:橋本真智子さん

自分のつくるものは、自分が食べてきたものでしか作れない。この選択肢しか、取れないのか。そんな問いを自分に立てる。その上で今日なに撮ろうか、見せようか。とふわっと思ってる。思っているんだったらやってみる。世でいうPDCA。その繰り返しだった。

ステップ2/3(1週間)

誰が見てもわかる、あきらかに「線」な写真ではなく、独自解釈な線を撮ってみましょう。
タイトル不要、写真のみでOK!
線の意味を調べることも近道かも?

写真:河野太一さん
写真:牧野翔さん
写真:大塚洋平さん

写真は自由でいい。勝手でいい。見る方も、撮る方も。
毎日の投稿を生かすも殺すも、それぞ撮影れでいい。
写真は、手鏡のようにあなたを写すものだから。
それは他人にする表情と異なって当たり前でしょう。もしみんなが同じだったら?
人との違い、それが面白さ。

写真:三浦奈央さん
写真:平山あきひさん
写真:市川美幸さん

ステップ 3(1週間)

最後は「線」ではないもので、線を表現する写真の脱臼にチャレンジ!
なんとなく撮るものいいですが、言葉の意味に迫るのも近道だったり?(頭でっかちにならないように注意)

タイトルをつけて、見る人の想像力をふくらませよう!
りんごの写真に「赤い果実」じゃあ、そのまますぎて味気ない。
え? どういう意味?と思わせるタイトルでいきましょう!

写真リレーはもっと多様でいい。わがままでいい。
その中にまだ見ぬ、自らの多様性を見出すには十分すぎる、機会だから。
スコアはおいておいて、もっとはっちゃけていこう、9月。
量のない、質はない。

写真:山本良さん「次の1本は、どこに足そうか?」
写真:溝口哲央さん「くじらびと」

良い写真とはなんだろう?
答えはいらない。
まずは撮って、見せてみることから始まるのだから。

写真:鈴木心「ボン・ボぉやーじュ」

(文:鈴木心、カバー写真:鶴田貴大さん)

あなたも一緒に、写真リレー

写真リレーは、鈴木心写真学校のオンラインサロンで毎月開催中。毎日撮ると、写真はもっとうまくなる。一緒にリレーしながら、作品づくりをしませんか?

もっと写真がうまくなりたい方にはオンラインワークショップ。
なんと40%オフに価格改定し、継続しやすくなりました。33,000円の3回払い(分割手数料無料)もご用意しています。

(編集・高橋慈郎、山田友佳里)

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