鈴木心のレタッチQ&A #61−68
来たる5月9日ワークショップ参加者の方々から頂いている質問を片っ端かたお答えするシリーズ6回目。最終回。アンケートには100人分のご質問をいただきました!イベントは予約満了!立ち見上等!は当日受付いたします!
Q61:最初にイメージしていたものに合わせるのか、見て印象が変わりその場で変えたりすることもあるのか、撮った写真からレタッチに着手するときの心境?
最初からイメージがあることはほとんどないです。撮影したものを大切にしつつ、プリセット作ってくれた人の想いを想像しつつ、その掛け合わせた時の違和感や、見る人の気持ちを想像しながら、詰め込みすぎないように作業します。
Q62:ポートレートの仕上げ(特に女性の肌)について学びたいです
撮影の時に影の出方(肌表面の立体感)を加味した照明、顔の向きの選択を徹底的におこない、修正に関してはレタッチャーにお願いしております。
Q63:日常をそのまま撮っているだけ(自分には不要だと思っていた)なのですが、レタッチを覚えるとこんなにも変わるんだよということがあれば教えていただけないでしょうか。
頑張ります。レタッチって、目的ありきなので、誰にどういう感情になってほしいかを定め、伝わるように作業すると良いと思います。イリュージョン的なものは見る人も、すぐ飽きてしまうので!ご注意。
Q64:手順の順番(現像もレタッチも、明るさ→色→光なのか、光→明るさ→色なのか、いつも迷いながら作業してしまいます)
色味は濃度でかわるので、最後です。そうなると、明るさ>色、なんですけど、うーんと「光」っていうのは、撮影時に完了しているので、光>明るさ>色です。僕の場合は!
Q65:どんなシーンの写真も、テイストを統一させるコツ
全自動補正をつかっちゃえば良いと思います。
Q66:レタッチで出来ることと、できないことなどの切り分けがあれば知りたいです。
ピント移動と、写ってない部分の現像ですね!犬を猫にしたりするものできないですね!できなくもないか!
Q67:イベント撮影等の光で少し白反射してしまった人物の写真はレタッチで修正する方法があれば知りたいです。
なんすか、イベントって。RPG的な?撮影会的な?マスク切って濃度を乗せましょう!
Q68:肌の色が違う人たちを撮影した時のレタッチはどうしていますか?
まず立ち位置で光源からの距離で肌の色の相対性を操作できますね。濃い人を光源に近く、白い人を遠く、撮影後の場合は、クイックマスク切って、その方だけ調整します!