ほんとうにそれだけが「良い写真」「良い表情」ですか?
保育士から写真館フォトグラファーへ。鈴木心写真学校で写真を学び、現在は鈴木心写真館の一員として、自身の写真館立ち上げまでの修行に邁進する谷口尚江( @hisaeee_ta )さん。
鈴木心写真学校のオンラインサロンでは、毎週火曜日に谷口さんの写真館レポートが更新されています。写真のお仕事をしている方は必見!
「自然な姿って?」
先日の出張写真館での一幕。私はプリンター担当をしており、撮影後、プリントした写真を見るリアルなお客様のリアクションを見ることができました。
あっ、納得いかないんだ!?
今回のイベントでも、それぞれのお客様がいろんな想いや期待を持ってきて下さり、プリントした写真を見てすごく喜んでくれました。
しかし中には、 息子さんの表情に納得いっていない人、プロフィール写真で自分の笑ったときの目がないことに納得いってない人も、、。
私からしたら、 「ええっ!どこが納得いかんのぉ?」と。
確かに、三人兄弟の真ん中のお兄ちゃんは、ちょっとご機嫌斜めですごく笑顔ではなかったかもしれない。
でも、自分が保育士をしていたからか、 「あー、それも素敵」 と思っちゃいます!!
だって、そんな姿今しかないもん!!
お子さまの泣いてるところ、怒ってるところ、すねちゃってるところ、恥ずかしがってるところ、人見知りしてるところも、ぜーんぶ自分の感情を、表現してていいなぁって。
プロフィール写真に納得いただけなかったご婦人の写真は、目がなくなるほど笑っていて。 でもその笑顔は人の心を和ませ、なんだかあたたかく包んでくれるような力が。 それが、きっとあの方が人と話すときの笑顔なんだろなぁ。 それってめっちゃ素敵なのに!!
そんな風に自分は思う。その想いを伝えても やっぱり納得いかない人もいる。それが、価値観の違いなんだろうなぁ。
でも、それが自分らしさだよね、その子らしさだよねと思えると、人生がもっとゆたかになるんじゃないかな? 見え方も変わるじゃないかな? と思います。
それにしても、自分らしさを問うてくる、考えるきっかけをくれる写真の力はすごい。
出張のときでも、撮影のときでも、自分が関わる中で、その人の素敵だなっと思うことを、それが自然でいいなと思うことを、言葉でも写真でも伝えていけたらと思う谷口でした。
自然な表情をのこす写真館を育てています。
鈴木心写真館では、同じ想いで写真を撮ってくださる方を「写真館」として育成しています。実店舗はなくてもOK。イベント形式で活動することもできます。
その人らしい自然な表情や、家族・パートナー・仲間での素敵な関係性を写真にのこし、写真で人の役に立ちたいと考えている方はぜひ!
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全国への出張イベントも開催中。あなたのお近くの街でお会いしましょう!
あなたもまだ知らない表情に出会える写真体験をぜひお試しください!
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(編集・山田友佳里)