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鈴木心写真館のフォトグラファーは、鈴木心だけじゃない。

2023年8月1日時点で、撮影人数は45,000名に到達した鈴木心写真館。鈴木が始めたプロジェクトで、鈴木が撮影してきた人数が最も多いのですが、これは、「チーム鈴木心写真館」としての実績。

鈴木心写真館は(写真学校も)、鈴木に負けない個性で活動するスタッフばかり! 今回は、フォトグラファー・平山さんの成長の物語。

実は平山、大人お客さまの撮影にはずっと苦手意識がありました。が、最近それが少なくなってきた気が…今日はそんなほんのちょっぴり自分らしさが見えた気がするお話。

応用が自分らしさ?

小中学校で習ってきた数学とかも、基本これじゃないですか。写真館もこれだな、と思うことがとても多いです。

機材のこと、基本的な接客業としてのコミュニケーションのこと、お客さまの立ち方、組み方。このたぐいは基礎だから、見て、真似して、練習すれば習得することができます。

基礎を身につけたら、その次に磨き上げる必要があるのは応用力。ここが、フォトグラファーらしさがでる一番のポイントです。

そこで、応用に発展するのはコミュニケーションなのではないかと。
機材は誰でも使えるようになるけど、自分は自分でしか使えませんからね!
はじめに書いた、大人の撮影が苦手、と思っていた原因はここに。

鈴木心写真館に入ってきて一番驚いたことは、心さんの知識の多さ。
大人の方と心さんが話していると、地域のこと、趣味のこと、芸能のこと、お客さまが出した話のほとんどに、お客さまが知らない情報を出していたり、お客さまのコアな趣味に同感して盛り上がったり。

それをずっと見てきたから、それが正しい姿だとずっと思っていました。

だから大人撮影が苦手だったときの自分は、知らないことを無理に深掘りして、ついていけなくなって当たりさわりのないことしか話せなくなっていたのです。

鈴木心には、絶対になれないから。

そんななか、時々心さんが口にしていた
「お客さまの要望がわからなかったら引き出して聞いたらいい。」
という言葉と、何かとモヤモヤしているときにスタッフの日置さんに言われた
「いろんな人と話してごらん。」
これは、撮影以外のときに言われた言葉ですが、撮影に置き換えてみました。

するとあら不思議。

必死について行こうと頑張っていたお客さんの趣味の話題。興味を持って教えてもらう姿勢が、楽しそうに話すお客さんの姿を見られるようになり、自分もそのことについて知れるように。

親しくなったお客さんと、ちょっとお悩み相談をし合いながら撮影できるようになり、さらに親しくなれるように。

あの店はおすすめ! この店は微妙! と味覚が合うお客さんとグルメ情報を交換できるようになったり。

大人だけの撮影があると毎朝緊張して腹痛起こすくらい苦手だったのに、いつしかいろんなことを知れる、そしてお客さまとも仲良くなれる楽しい撮影になっていました。

さらにはお子さまがいる家族でも、パパやママを放置せず一緒に楽しめるようになれたり、お子さまの話題でなくても盛り上がってお話しできるように。

大人撮影が苦手だったあの頃は、鈴木心になろうとしなくていい部分で鈴木心になろうと空回りしていたのでした。

長くなっちゃいましたが、自分が変わったと気づいたときがとても嬉しかったので、こんな拙い文章で誰かに何かを届けられますように。

自分らしい写真館になろう。

鈴木心写真館では、同じ想いで写真を撮ってくださる方を「写真館」として育成しています。「鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ 写真館(旧:鈴木心写真館への道)」は、当館のベーシックスタイルであるグレー背景 × 一灯ライティングの撮影技術をさまざまな人数に対応していただけるようにトレーニングしていくカリキュラム。

これは、鈴木心写真館のマネをしてもらうということではなく、応用を広げられるためのライティングの基本形を習得していただくためなのです。

マネして基本の土台づくりができたところから、自分らしさが始まります。

鈴木心写真館の撮影を体験しませんか?

全国への出張イベントも開催中。それぞれのスタッフが、お客さまに楽しんでいただくためにコミュニケーションを大切にしています。

「もっと笑って!」「じっとして!」なんて言いません。お話しているうちに撮影が終わっていて、写真も良い表情! 他にはない写真館をぜひご体験ください。


本コラムは、鈴木心写真学校のオンラインサロンで毎週金曜に更新されています。オンラインサロンにご参加いただくとすべての投稿を最新・最速で読むことができます。

(編集:山田友佳里)



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