ふわっと広がる、あの香り。粒選りのコーヒーなら、TSUBUYORIさん。
実家へ帰る時にはどんなお土産を持っていこうかな、と考えることが好きな、舩木です。最近は、水天宮前のスタジオのすぐ近くで、コーヒー好きの母にぴったりのお土産を買いました。とっても小さなお店ですが、近くを歩けばきっと、いい香りに引き寄せられるはずです。
粒よりのコーヒーなら、TSUBUTORIさん。
鈴木心写真館水天宮前店のすぐそば、少し細い裏の道にあるコーヒースタンドが、TSUBUYORI(ツブヨリ)さん。お店は不定休なので朝の通勤でこの道を通ると、今日はオープンの日かな?と、いつも覗いてしまいます。お仕事へ向かう途中にコーヒーを注文している人もよく見かけます。
こだわりは建物にも。
優しい木の温もりを感じるお店は、シンプルで使い勝手も良さそう。建築家の方にお願いしてつくっていただいたそうで、全て国産の木材を用いているとか。手に触れるところも柔らかくて、心地の良い建物。小さなところに魅力がギュギュッと詰まっています。
コーヒーにあまり詳しくない私ですが、勇気を出して色々尋ねてみると、マスターがとっても丁寧に豆のことや味の違いを教えてくださいました。それを聞いて、この人のコーヒー、ぜひ飲んでみたい!と素直に思えたので、私は母へのお土産に煎り方の違う2種類の豆を購入。この日、販売していたコーヒー豆は、エチオピアシダモという豆の、フレンチロースト(深煎り)と、ハイロースト(フレンチよりは少し浅め)でした。
実家までの道のり約4時間、鞄を開けるたびにコーヒー豆の良い香りが広がって、幸せな気持ちに。私の頭の中は、もうコーヒーでいっぱいです。
ドキドキ!煎り方で、味はどれだけ違う?
早速実家に帰って、母とワクワクしながらコーヒーを淹れました。お湯を注いで、びっくり。きめ細かなキラキラとした泡が、ふわわわっと膨らみました。ドリップして泡が盛り上がるのは新鮮な証拠。すっごく新鮮な豆なのね、と母の目もキラキラ。たちまちいい香りが部屋中を包みました。それもそのはず、TSUBUYORIさんで扱っているのは、焙煎して5日までの豆のみ。一般的に新鮮な豆として販売されているのは7日まで、それよりもさらに短い期間で豆を扱っているのは美味しさへのこだわりです。また、豆の賞味期限は挽いてから10日までとされているので、TSUBUYORIさんでは他よりも長く、美味しいコーヒーを楽しめちゃいます。
もちろん、お店では豆だけでなく美味しいハンドドリップのコーヒーをテイクアウトすることもできます。マスターの淹れるこだわりの一杯、皆さんもぜひ。
実家にて飲み比べた2種類、確かに全然違う味わいです。濃くて苦味もあるしっかりしたものと、少し酸味のあるさっぱり飲みやすいもの。東京に戻ってすぐ、すっかりTSUBUYORIさんの虜になった母から、また買ってきて〜と連絡が。
通りに面しているお店なので、お散歩ついでにふらっと立ち寄れます。コーヒーを買って近くの浜町公園で、のんびり過ごすのもおすすめです。
Hand Drip Coffe Box TSUBUYORI
住所:中央区日本橋浜町2丁目48−1
電話:03-6206-2103
時間:店頭のスケジュールボードまたは、お電話にてご確認ください。
浜町公園については、こちらから!