「鈴木心スタイル」のポートレート写真とは?
ものの数時間で撮影から編集までを終え、コンビニのマルチコピー機でプリントできる鈴木心のYouTube写真集。
ありがたいことに「YouTube写真集を見て衝撃を受けた!」というお声を多くいただくことから、誰でも1日で撮影から写真集の完成まで体験できる「鈴木心流ポートレート!YouTube写真集ワークショップ」を初開催!
沖縄でぬくもり写真館( @nukumori_ps )として活動する新里あずささん( @azu_photo51 )が体験レポートを書いてくださいました。
沖縄から東京へ! 写真づくしの4日間
YouTubeで、心さんが時間制限を設けて撮影から写真セレクト、そして写真集として形にする。 というのをあっという間にされていて、自分にはできないと思って見ていましたが、でも、撮影風景など見ていると楽しそうだなーと思って見ていました。
オンラインサロンのなかでも、 超写うまのワークショップのメンバー同士で、YouTube写真集選手権をされていたのもすごく楽しそうだなーと思いながら拝見していました。 そして、なんといっても大きかったのが、 ちょうど東京にいるじゃん!!
「鈴木心写真館への道」ワークショップの成果発表として、鈴木心写真館のお客様をお迎えした実践イベント「めざせ鈴木心写真館! 撮影イベント」が前日。その流れでオンラインサロンのオフ会も企画されていたのです。
家族に申し訳ないなと思いつつ、オフラインでワークショップに参加できるのはなかなかない機会なので! 1泊延長させてもらいました。
「鈴木心スタイル」は撮影テクニックではない?
モデルさんたちの自然な表情(心を表せている)を撮るには、カメラの技術も大事だけど、心と心の対話が必要、とのこと。
フォトグラファーからの一方的な指示ではなく、モデルとフォトグラファーがお互いこういう写真を撮りたい、こうしてほしい、などを具体的に相手にいかに伝え合えるか。お互いに自分という人間をさらけ出せるのか。
それが、写真集の仕上がりにも大きく関わってくるんだなと感じました。 それが、鈴木心スタイルなのか!?
表情・動き・角度・距離で「その人らしさ」が浮かび上がる
午前中は講義。午後からは清澄公園へ移動して撮影。 モデルさん3人それぞれに参加者が数名ずつ分かれでグループで撮影。 【1人90秒で撮影して交代】という制限で、各場所で撮影しました。
最初は時間に追われてしまい、コミュニケーションもおぼつかないままあっという間に90秒。 「撮れてないかも」が1回目のターンが終わっての感想でした。
そこから心さんが各グループでデモンストレーションをしてくれます。 表情や構図のバリエーション、声かけの仕方、同じ場所、同じモデルさんでこうも違うのかというのを目の前で体験することができました。 公園内のいろんな場所で撮影をさせていただいて、だんだんと少しコツがつかめてくる。
他の参加者さんの撮影風景を見ながら、 「次はこんな感じでいこうかな?」とイメージしながら、モデルさんともお話ししながら撮影ができ、 ちゃんとイメージしたのが撮れたかな? とドキドキしながら、写真セレクトへ。 時系列は崩さず、表情・動き・角度・距離のバランスを見ながら12枚の写真を選び、写真集が完成しました。
もっと攻めてもよかった
講評は、モデルさんからのコメントをいただけるというとても貴重な時間でした。 私が撮影させていただいた山下アキラさんからは、「もっと近くまできてもよかった」 とアドバイスをいただきました。
写真を見返してみると、結構近くまで寄ってた写真も数枚はありましたが、全体的に見ても、寄りの写真は確かにあまりなく、遠慮しちゃっていたなと。
今回、YouTube写真集ワークショップもそうですが、めざせ鈴木心写真館!のイベントも通して、被写体の方に「遠慮しないで、もっと自分をさらけ出す」という課題が私のなかで明確になりました。
「緊張しないで、楽しく撮影ができた」と嬉しいコメントもいただきましたが、もっと一緒に楽しくなって撮影をしたいなと思います。
最後に心さん、松川さん、山田さん、日置さん、モデルの皆さん、ありがとうございました! そして、ワークショップに一緒に参加された皆さん、とっても充実した一日をありがとうございました!
【10/12開始】鈴木心流でポートレートがうまくなっちゃう!
鈴木心のYouTube写真集シリーズを参考に、自分らしい写真集をつくりながら写真がたった3ヶ月でうまくなるワークショップを企画しました。
基礎の撮影技術から、自然な表情をとらえるポートレート撮影のコミュニケーション、写真集の編集についても一貫して学べる。完成した作品はそのままポートフォリオとしてご利用いただけます。
人物に限定しないで、さまざまな被写体にチャレンジしてみたい方はベーシッククラスがおすすめ。
通称「写うま」のカリキュラムの基盤になっている『写真がうまくなっちゃう7のこと』。Twitterで募集した、写真を撮るすべての人のよくある質問集。だれもが写真を撮る時代に、撮られる、撮る、観る人を「良い写真」でつなぐためのコミュニケーション論です。
一問一答形式だから30分程度で読めて、その日からあなたの「眼」と「心」が変わります。
本記事は、鈴木心写真学校のオンラインサロンで鈴木心が書きおろしているコラムを一部転載しています。オンラインサロンにご加入いただくとすべての投稿を最新・最速でご覧いただけます。
(編集・山田友佳里)