J-WAVE「GOOD NEIGHBORS」公開収録 スマホ写真と、街歩き!の巻
実は30周年、J-WAVE
とてもありがたいことに、鈴木心写真館のオープン時に鈴木が出演させていただいて以来「J-WAVEを聞いて知りました!」というお客様が、写真館には何組もいらっしゃいました。「運転するときに」「職場で流れている」など場面はそれぞれですが、聞かれている方、多いのではないでしょうか?
3月2日は、そんなJ-WAVEの「GOOD NEIGHBORS」にお呼ばれし、スマホ撮影のワークショップを公開収録! 新虎通りCORE、にて簡単なレクチャーの後、新虎エリアでスマホ撮影実践が行われました。鈴木心のレクチャーよりスマホ撮影のポイントを振り返りつつ、当日のご様子、写真でレポートいたします!
水平、垂直、これ基本
いつでも、どこでも、思いついたときに簡単にシャッターを押すことができるスマートフォン、だからこそ。パッと撮影した写真が見返したみたら、斜めだった、なんてことありませんか? 「撮る前に、まずは一歩、撮りたいものの正面に移動すること。距離と角度を意識すると、綺麗な写真になります。」
影の向き、かたち
「影を観察してみましょう、影を見るということは同時に、光を見るということです」。自然光で撮影する街の中には、街路樹、建物、その他様々なものが落とす、様々なかたちの影があります。まずは影を見つけてみて、それは一体、何の影? ということは、今、光はどこにある? と辿れば、時間や天気によって、街はいつも異なる表情をしていることに気づくはず。
何よりも、偏愛
「上手い下手よりも、まず自分らしさ、自分だけの着眼点、を発見することを徹底的に大切にしてください。みんなが同じ色を好きでいる必要はないんです。自分が何に特別な愛情を持っているのか、を写真に写しましょう。偏っていて、いいんです!」
写真だからこその、距離を
「いつも見ているところから、いつも見ている風景を撮るのは避けましょう。それなら写真に撮る意味がない。自分が、その風景の中でも特に何に感動したのか、何に驚いたのかを写すためにはまず、寄ってみること」
寄りまくってます!!
さて、屋外での撮影を終えて、戻ったCOREの「THE CORE KITCHEN/SPACE」では、お肉とグリル野菜たっぷりがフォカッチャに挟まれた贅沢なサンドイッチと、キュートなミニサイズのケーキたちを被写体に、ナビゲーターのクリス智子さんも撮影実践していました!
みなさん、心ゆくまで撮影したあとは、写したお食事を美味しくいただきながらお互いの写真を見せ合う懇親会へ突入です。
ひとと、風景に、出会い直す
クリス智子さんと、鈴木心による講評会では、みなさんが街で撮影した写真を1枚ずつ鑑賞しながら「こんなとこあった?」「これなんだろう?」「どうやって撮ったの!?」と、写真の上手い下手ではなく、撮影したひとが、なぜ撮ったのか、を振り返りました。
たとえ同じ街を歩いていたって、ひとはそれぞれに、何かを見て、何かを見過ごしています。さらにその中から、何をどこから撮るのか、あるいは撮らないか、を選択しています。だから、撮った写真を見るということは、隣のひとの視点を知ることであるのはもちろん、自分が知っている景色の中で、見過ごしているものを再発見する機会にもなるのです。
見事、鈴木心賞を受賞したこの写真、撮影したのはお母さんと参加した女の子でした。タイトルは「ガラス」。
実はこの子、屋外で拾ったガラスをフィルターに撮影していました。一見ありふれた景色が、ガラス1枚で新しさを見せてくれることはもちろん、道端に転がっているガラスに気づき、拾い、レンズに被せてみる好奇心に、鈴木はもちろん、ご参加者の大人のみなさん、びっくりな1枚でした。
身近なカメラ、どう使う?
スマートフォンは、今や誰もが使える道具。だから、写真は、誰でも撮ることができるものです。目の前の風景の中から、無意識に自分の目がピントを合わせている、好きなもの、気になるもの(あるいは嫌いなもの)に、まずは自覚的になってみる。
そうすればきっと、持ってる道具の使い方次第で、そんな自分のことをもっと誰かに伝えることもできるし、そんな写真は、誰かの新しい気づきになるかもしれません。逆もしかり、誰かの写真は、自分の知らない世界を知るチャンス。そんな写真を使ったコミュニケーションが、世界をちょっとずつ広げる体験、もっともっと身近になったらいいなあ。
っというわけで! 今年の鈴木心写真館は「スマホ元年」。本腰入れてスマホカメラの使い方、みなさんといっしょに考え、実践していきたいと思っています〜! 早速、今週末の10日はピースオブケイクさん主催のこちらのイベントでスマホWS(申し込み終了してます、ごめんなさい!)。「行きたかった〜!」そんなあなたに、来週の土曜日、16日は松陰神社前でワークショップ開催、、、する、、、かもしれません。続報、お待ちください!(記事:湯本愛 写真:齋藤さおり)
ナビゲーターのクリス智子さん、J-WAVE、GOOD NEIGHBORSのみなさま、そして参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
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