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鈴木心写真館の広告撮影!「角ハイボールX井川遥さん」撮影の巻

こんにちは!鈴木心写真館、撮影担当のさいとうさおりです!今回ご紹介させていただくのはこちらの広告の撮影現場です。現在街中で見かけるこの看板、実は鈴木が撮影したものなのです。

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打ち合わせが、9割。

まず、コンセプトやイメージ、それを再現するための人、メイクやファッション、ロケーション、構図や写真の雰囲気、イメージにまとめる前の段階の概略図の共有などをともに打ち合わせをします。時にはその商品や記事の見え方や将来的な方向性も踏まえて、世の中にどう発信していくか、どのような方々に向けて何を伝えるかなどといった広い視野での会話も繰り広げられることもあります。

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沢山の白いシャツ。

素材の違いやデザイン違いによって印象も大きく変わってきます。細かくても一つ一つが大切な作業で、このように現物を目の前にしたり、資料をもとに撮影当日に向けて準備をしていきます。

スタジオの中はライブ会場!?

メーカーの方・広告会社の方、技術スタッフ、事務所スタッフなど40人近くの方が参加されます。この日はスチール(静止画)の撮影のみ。CMだともっともっと沢山のスタッフがいらっしゃいます。

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アドリブで照明を組み立てる。

鈴木の凄いところは、撮影前のセッティングやテスト撮影においても一切の妥協はない。のですが、事前に一切照明のサンプリングやテストは行いません。現場で実際に照明を一つ一つ触りながら組み立てていく。本当にこれで適切な光の質なのか、もっとイメージに合う光を作れないかとライトの灯数、サイズ、種類、微妙な角度を調整し、いくつかの選択肢に絞っていきます。

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カメラマンはムードメーカーたれ!

また現場の雰囲気を作るのも、この現場を仕切るカメラマンの役割で、そこに対しても鈴木は手を抜きません。

通常は、演者さんの代わりに照明の加減や立ち位置を確認するために、背格好の同じようなプロの演者さんを代役として依頼しテストを行うのが大半です。ですが、鈴木の場合はスタッフ。だって、その方がみんな楽しいでしょ?と。現場の雰囲気が一気に明るくなります。鈴木はとにかく効率的に意図を伝え、みんなが楽しく感じる現場作りをしていきます。

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ここで少し現場ならではのポイントをご紹介します。

一つ目は、スタジオ内に撮影セットとは別にシズルを作るためのスペースを設けています。角ハイボールはいつ飲んでも常に美味しいのですが、それをより写真で伝わるように、プロの方々に上手に作っていただきます。また角ハイボールのグラスもいくつも種類があり、それぞれグラスを変えて撮影もしていきます。素人が入れるものとは、割合や炭酸の立ち方、氷の綺麗さなどが全然違うんです。・・・ゴクッと飲みたくなっちゃうんです。プロの技ですね。

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ライブ会場、、、、たれ!

もう一つは、多くの人が参加される現場だからこそ、みなさんが撮影中や撮影後のセレクト時に見やすいよう、プロジェクターでPC画面を投影します。これがあればスタジオのどこにいても、どのように撮影が進んでいるか、鈴木が撮っているかが一目で分かります。各所のスタッフさんがチェックしやすくなりますよね。自分だけではなく、他の方の業務をストレスなく出来るよう心遣いをするのも、現場を仕切るカメラマンの役割なのですね。

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キックオフ!

撮影の準備が整ったところで、井川遥さんがセットの中に入ります。現場の雰囲気が一気に引き締まります。まずはテストで何枚か撮影していきます。この段階でメイクやヘア、衣装、角ハイボールのシズル感、持ち方、角度、体の位置・・・そしてカメラアングルや光を即座にチェックし、微調整をしていきます。

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ここでも鈴木の挑戦する精神は尽きません。

実際に撮影してみて、もっとこっちの光のほうが良いのでは?と、事前のテストで絞っていた選択肢からいくつかその場でテストすることに・・・。迅速に鈴木の要望のセットに変更し、数パターンのテスト撮影。ご本人が入ってからセット変更してテストを繰り返すことは、これだけの大規模な撮影ではほぼあることではありません。クライアントからの要望ではなく、鈴木のより良いものにしたいという拘りがこの場でライトを変更するという決断になったのだと思います。

いざ尋常に!

細かい角度や表情などを確認しつつ、撮影は進みます。撮影中の様子を一言で表すと「井川遥さんになんでも質問コーナー」

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そうです、あくまでも鈴木のスタイルは変わらず写真館と同じです。他のスタッフの方にも井川さんに聞きたいこと質問していこう!と、どんどん質問が投げかけられていきます。

好きな天気は何ですか?好きな季節は?色は?お酒では何をいつも飲まれますか?・・・・

悩みながらもどんどん一問一答してくれる井川さん。その瞬間瞬間の会話と表情に合わせて撮影していく鈴木。

好きなお酒は何ですか?
「角ハイボールです!」

と、即座にご回答。現場が一気に笑いに包まれ、緊張感から温かな空気が流れました。

ウィスキーが??「お好きでしょ?」

というコール&レスポインスまでしていただいて。これこそまさに、現場感ですね。井川遥さんの心の広さと優しさでみなさん魅了されてしまいました。楽しい現場はあっという間です。

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撮影した写真をチェックして、撮影終了!!

拍手で包まれ、みなさんの満足そうな雰囲気が現場に漂います。ただ撮影するのではなく、スタッフみんなで撮影を作っていくからこそ、楽しい現場になり、良いものが出来る。これこそ鈴木の撮影現場!という感じの撮影でした。

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最後には、商品撮影と手元だけの撮影を別で行いオールアップ!と思いきや、スタッフの方々のポートレート撮影会スタート!!!ここでも鈴木ならではの、感謝の気持ちを写真でお返ししていきます。またこんな素敵な方々とお仕事していきたいなぁと思う現場となりました。

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鈴木心写真館は、いつもお祭りスタイル!

鈴木の撮影スタイルは、やっぱり独特で人を巻き込み楽しくさせる。それは言葉で言うととても簡単なようですが、実際やってみるととても難しい。他者の言動に耳・目を傾け、相手が楽しくなれるような言葉を返す。表情ひとつや心配りも。そして楽しいだけじゃなく、プロとしてしっかり追求する拘りと常に挑戦する精神。それは今日明日で出来るものではない。まさに沢山の撮影現場をやってきたからこそ出来る鈴木の技の一つでしょう。

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自分の技として取り入れれるまで・・・先は長いですね。一流への道のりはまだまだ続く・・・それではまた次回!お会いしましょう!(記事・写真 さいとう さおり)



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