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失敗から学んだ写真の本質

滋賀で開催させていただいた出張鈴木心写真館。暮らしの学びを提供する施設、湖のスコーレでの2日間は学びと感動に満ちた時間でした。

お客様とのコミュニケーションには、気付かされることばかり。今回はスタッフとして参加してくださった佐伯優花さん(@studio_wan_yuuuka)のレポートです。

この度は滋賀の出張写真館に参加させて頂き、本当にありがとうございました。学び深く感動いっぱいの2日間でした。
その中の一つのシーンを紹介させてください。

失敗!と思いきや・・

家族写真1パターンの撮影でご予約いただいたお客様の前座を担当したとき。別パターンで小学1年生の女の子の写真も撮ることになりました。

撮影が終わってみると、なんと家族写真ではなく、お子さまだけのお写真を購入されることになりました。

私は焦りました!
というのも、撮影前にすごく久しぶりの家族写真と聞いていたので、なんとしても家族写真を選んでほしかったのです。

「私が娘ちゃん一人の写真を提案しなければ…」
「追加料金までちゃんと説明できなかったせいだ…」
と後悔し落ち込みました。

しかし、その後のミーティングで心さんはこう言いました。

「HIROMIX的に言うと?」
言葉に詰まる私に
「何かがあるから幸せなんじゃないよね。写真がなくても大丈夫だよね」

大切なことに気づかされ私に稲妻が落ちた感覚でした(撮影のワークショップで、作品づくりの参考に選んだのがHIROMIXだった)。

「語れる写真」のちから

撮った写真をみんなで一緒に見ているときに、私は「ママとパパは手しか写っていないけれど、パパとママが透けて見えますね」とお話ししました。

ご家族さんが娘ちゃんソロの写真を選んだとき、
私はつい「せっかくの家族写真なので…!」と言ってしまったのですが、
お母さまは「この写真もみんなで来なければ撮れなかった」と言っておられたんです。

これがまさに「語れる写真」そのものなんだ!と気が付きました。きっと何年先もご家族に大切にされ、語り継がれ、価値が深まる写真になってくれるに違いない。

今回のお手伝いでは、お客さまやスタッフのみなさんと今まで以上に写真を見ながら語ることができて、それが楽しかったです。

このたびも貴重で心がふるえる体験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。学び深く楽しい2日間をありがとうございました。

(文:佐伯優花)


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