「わからない写真」から学ぶ、伝わる写真の撮り方
これだけカメラが身近にあると、目的を意識しなくても簡単に写真を撮ることができます。が、しかし!「写真を撮る」という行為と「伝わる写真」を撮ることは別のお話。
今回の体験レポートは、「鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ」3期にご参加中の橋本真智子さんです。一般の学校で写真を学んだ経験のある橋本さんが、写うまでの学び直しを通して感じたことを語っていただきました。
写真観を、変えてみたくて。
橋本真智子と申します。現在参加中の「写うま」について、レポートさせていただきます!
「『いい写真』とは『伝わる写真』」のコンセプトのもと、
写真撮影の基礎
一流の作品に触れることで深める写真表現への理解
お手本にした作品を模写することから始める作品づくり
を経て、自分の写真集を完成させるまでを、日々の実習を通して直感的に学んでいくワークショップ。
写うまとの出会いは、鈴木心さんが出演されたクリス智子さんのラジオ「GOOD NEIGHBORS」を偶然耳にしたことでした。長く離れていた写真をまた始めたいなと思っていた頃、写真がうまくなりたいのはもちろんのこと、心さんのような写真家の方に教えていただけたら、自分の曖昧な「いい写真」に対する価値観を育てられるのではと思ったのです。
20年分の写真の問いに、1時間で答えが出た。
ワークショップが始まる前に、『写真がうまくなっちゃう7のこと』を読みました。これが本当に衝撃で、ぐうたら写真学生だった20年くらい前から積もりに積もって誰にも聞けなかった写真の疑問の答えが、この1冊に書かれていました……!
そんな名著がベースになっているので、ワークショップ始まってからも日々の学びは尽きることがありません。初回の練習課題として「主題を真ん中に、水平垂直に捉える」ことを意識して撮るようになってからは、ファインダーを覗くときの気持ちが変わり、撮る写真自体にも変化がありました。
毎日あれこれ考えながら、取り繕う暇もなく課題を投稿しつづけ、レビューをいただくことを繰り返すなかで、文字通り「一皮剥けた」状態になるのもまた、このワークショップの魅力だな、と感じたり。新しい自分を発見する予感、とでもいいましょうか。いい意味で、表現することへのハードルが下がりました。
オンラインスクールをオンラインサロンがアツくする。
学びがてんこ盛りの写うま3期も中盤を迎え、写真を読んで模写、最終課題の写真集のお手本を選ぶ段階にあります。このお手本選びが本当に悩ましく…そんな3期生のために、先輩方の経験談をお聞きするオンラインミーティングも開催していただきました。
いろんな疑問や不安にアドバイスをいただけたことはもちろん、一冊の写真集、作家さんの背景を知り、模写を続けることでそれぞれの先輩方が受け取った「作品への理解が深まっていく感覚」「写真家の視点とシンクロしていく感覚」の体験談をお聞きして、「すごいなあ!自分にもそんな体験が待っているのか…!?」とどきどきではありますが、写真集づくりの工程が楽しみにもなりました。
どんどん充実していく写真と生活。
最初は「私にできるかな?」と不安ながらも参加した写うまですが、お仕事やご家庭のことをこなしながら課題に取り組む、全国の同期のみなさんの存在に刺激を受け、励まされ、先輩方に助けられての1ヶ月を過ぎて、「毎日なんだか眠いけど...めちゃくちゃ楽しい!」というのが今の心境です。
まだ、修了を迎えてもいない私ごときが言うのもなんですが、もし参加してみたいと思われましたら、次回の写うま4期にぜひ! 飛び込んでみてください! 写うまでしか味わえない体験が待っています!!!
橋本さんは、佐内正史さんの写真集『わからない』を参考に写真集を制作中。佐内さんの「わからない」を憑依させて撮る、橋本さんの「わからない」世界とは? ってか、「伝わる写真」における「わからない」とは?? とにかく完成が楽しみです!
「#写うま」でハッシュタグ検索していただくと、他の写うま生の方々の成長過程もご覧いただけます。課題に対する鈴木心のレビューは「@foto_skool」のアカウントに投稿されていますので、ご参考に。
写真がもっとうまくなる。写真がもっと好きになる。
修了生は100名以上! 勉強が苦手な方でも直感で理解しながら写真を学ぶことができる、鈴木心オリジナルのメソッドです。
【NEW】ポートレートに特化した写うまも登場!
広告や雑誌、そして現在は鈴木心写真館として45,000名を撮影してきた鈴木心の参考にしているポートレート写真集を課題図書に、撮影基礎を学べるポートレートクラスが今期初登場。もちろんご自身の好きなポートレート写真集を参考に作品づくりに取り組んでいただいてもOKです!
ワークショップに関するお問い合わせやご相談は〈fc@oneis.jp〉で随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
(編集:山田友佳里)