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写真道場のひみつ「参加者との密な秘密」の巻き

鈴木心写真館のワークショップでは必ず参加の方々に事前のアンケート協力をお願いしています。これはより参加しやすい日時や料金へ調整しつつ、参加者のレベルの確認や、当日様々な要望に答える内容にするためです。

回答項目の中には、道場への質問という項目があります。これは当日写真道場に参加するフォトグラファー全員の回答をお返しし、イベント開始前にキャストとゲストがまずは一旦意思の交換をしておくためです。

今日は今まで交わされた中でもベストQ&Aをいくつかお送りしたいと思います!まずは5月27日に行われた写真小道場、ゲストはレタッチャーの新井レン君の回答です!

Q:今、どういったことが写真家に求められているのか。「撮影のノート」の12Pに書かれている「普遍的なライティング」について、写真として求めている理想の写真とは?

A:レタッチをしないこと。写っているものがその写真に含まれるすべての情報です。ひくことはしても足すことは本当なのだろうか。。と気になってしまうことが多いです。最近の広告で目を引くのはやっぱり写真のままで強さのあるものなんだと再認識しております。

Q:レタッチがうまくなるために、こだわって考えたり、やったりした方が良いことがあれば教えて下さい。

A:レタッチしてない風に見えること。めちゃくちゃレタッチしてるけど、レタッチャーの存在が出てない方が、自然に仕上がっているということだと思います。忍者です。

Q:ここはもう3DCGには勝てない!って思っちゃう局面ってありますか?

A:3Dの素材を合成する時も結局僕は汚したり、荒らしたりして味付けをします。3Dそのままの状態は無味なので。。。甘い味しかしないもの食べても甘いしか感想ないですが、甘い中にいろんな味があればおいしいと思うのと同じで、写真の雑見は立派な味なのです。

レン君はもともとフォトグラファーを志していたからこそ、その気持ちを最大限に尊重する作業を心がけるレタッチャーです。だから、安心して任せられる。撮影現場のゴールキーパー的存在です。

次は写真道場#2よりフォトグラファーの大ちゃんこと、小林大輔による回答。

Q:アマチュアが腕をあげるためにすべきことは?

A:好きな写真を見つけて、模倣すること?シャッターたくさんきる、たくさん失敗する。たくさん仲間をつくる。よく寝る。好きなもの、または好きな人を撮る。自己愛他者愛カメラ愛、写真は愛じゃないですか?

Q:良くポートレートで内面を写すと言われますが、具体的にやられてる事はありますか?

A:写真的にどう定着させられてるかということで、哲学的な後付けは言葉によるものだから何とも。素敵に撮れたらハッピー。ただ、写真と言葉がぴったりくると奥行きは増しますね。内面がどうとかは主観の問題であるので、客観性と対比させてどうかと。いうこと?自分の意識と相手の思考のすり合わせ。内面どうのこうのは撮りて手の傲慢な感じもしたり。難しいね!綺麗なだけじゃ写真ではないし。

Q:撮られる方(被写体)とのコミュニケーションでポイントとなることが聞けますとうれしいです。

A;居合いな感じもしますし、喋り倒すのがコミニュケーションでもない気がするし、シャッター切るタイミングとか、言葉少なにも的確さとか?言葉が通じる相手を対象とするなら、まず自分が開き招き入れる。

大ちゃんはカメラ愛と被写体愛でできている人。暖かくって、優しくって、うるさくって、細かくって、一枚一枚の写真から、大ちゃんの大声が聞こえてくる現場の賑やかさが特徴です。そうそう、だいちゃんの撮影現場の映像を入手しました!こちらより!みなさんの想像を超える賑やかさです。

そして続くは、道場#2よりフォトグラファー、賢ちゃんこと、村松賢一の回答。

Q:ご自身の作品でも他の方の作品でも構わないのですが、写真に対する考え方が変わった写真はありますか?

A:ありません。しかし、鈴木陽介、横須賀のりあき、青山たかかず、あと小林大輔、鈴木心などいろんな人に出会って、考え方は日々変わっています。

Q:スマートフォン端末を意識した写真の見せ方。

A:スマートフォンだからということはないと思います。

Q:自由に自分の写真作品を作るとして、みなさんがテーマを決めるやり方ってありますか? また、差し支えなければ今気になるテーマなど教えて頂けたら。

A:まずはやりたいことをやる。テーマはその次。

Q:フォトグラファーになるには日々どんなトレーニングをしていけばよいのでしょうか?

A:トレーニングっていう考え方が違うんじゃないの?

少ない言葉数だけれど、鋭く、解をえぐる。表向きは穏やかに、時に賑やかに、しかし静かに物事の本質を吟味する、賢ちゃんは洗練されつつも意表をつく撮影スタイル、そして写真に全てが垣間見えるのです!続くは写真道場#1から神藤剛くんの回答です!

Q:自然光で撮る機会が多く、求められる写真も自然光のように、というリクエストが多い環境にいます。単純に硬い柔らかいではなく、ライトだけで思い描く光は作り出せるものでしょうか。

A:おっしゃってることはわかります。  天気、場所、部屋なのか外なのか、窓の大きさ等々、自然光とライティングは完全に別物だと思います。

Q:ライティングは独学なので、基本的な考え方を知りたいです。

A:自然光みてみましょう。 路地に入った時の光だったり、ビルに乱反射した光だったり、太陽は一つですが 光の見え方はだいぶ違います。

Q:魅力的に写るライティングとは?

A:どこが魅力的かを自分が見つけることって意味だと思います。

神藤君を一言で説明するのであれば「優しさ」です。丁寧に相手に耳を傾け、説明する。ちょっと優しすぎるところもあるんだけど、基本的に被写体も鑑賞者もお客様も人間ですから、損することはないのかな。もうちょっと毒を吐き出してもいいんだよ。

さてさて、ご覧いただいました通り、良い質問は良い回答を生み出します。6月29日開催の写真道場#3でも同様に質問を受付しております。質問の締め切りは明日。是非この機会に3人にご質問ください!無理難題大歓迎です!

次回、写真道場#3
〜ついに、今回が最終回!?写真道場、最終決戦〜
出演
鈴木心 村松賢一 小林大輔 神藤剛(予定)
時間:
18年6月29日 
19:00時開場 19:30開演 22:00時終演予定
場所:代官山スタジオ:東京都目黒区 中目黒1-2-17
先着定員:30名
入場料: 
一般:5000円|1人
一般2名以上:4000円|1人
学生&スタジオマン:2000円|1人
(学生証、所属スタジオを確認させて頂きます。)
ご参加希望の方はこちらより事前のアンケートにご協力ください!
こちらからいただいた質問には3名より必ず返信いたします!

https://goo.gl/forms/gp5xL2TT70l3JtuN2


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