良いポートレート写真はコンビニプリントでもつくれる。
これまでに17作品を発表してきたダウンロード写真集、その名も「YouTube写真集」。
YouTubeでは撮影前後を含むモデルさんとのコミュニケーションと、レタッチ、編集の全貌を。販売している写真集ではPDF+RAW+JPGをセットにして撮影時の設定情報まで公開しています。
ありがたいことに「YouTube写真集を見て衝撃を受けた!」というお声を多くいただき、誰でも1日で撮影から写真集の完成まで体験できる「鈴木心流ポートレート!YouTube写真集ワークショップ」を初開催!
参加してくださった苅谷充信さん(@naruto_kariya )がレポートしてくださいました。
見るのとやるのは大違い
苅谷充信が、現場体験レポートをお送りします!
当日は、講義を終えて撮影場所に移動したあと、モデルさん3名+撮影者3名で1つのチームを組み、1セット90秒で撮影をローテーションしていきました。
心さんの韓国武者修行に同行もして、ましてや通訳までやったことがある私。モデルさんとどういうコミュニケーションして、表情・アングル・距離バリエーションはこうして撮る、など大体のイメージは持って臨んだのですが、いざやってみると思ってたんと違う、、、写真のバリエーションを考えながらコミュニケーションできない、、、
90秒間、脳みそフル回転でした。でも時間制限があるから撮影者も間延びせずいい緊張感を持って撮影に臨めたように思います。
写真のセレクトで気づくことだらけ
撮影を終え、オフィスに戻ってからデータを確認してちょっと焦りました。あれだけ意識してた表情・アングル・距離のバリエーションが思ったよりない、、、いや、かぶってる、、、なんとか絞り出して12枚の写真集に。
YouTube写真集で、心さんはこれに加えて時系列でストーリーまで考えてるなんて、、、恐るべし、、、実際やってみて凄味がさらによくわりました!!
撮影者は頼れるキャッチャーを目指そう!
撮影時にやりがちな「あれやってください」「これお願いします」などの指示。これって、キャッチボールでいうと撮影者がモデルさんに対してボールを投げつづけている状態になる。
伝え方が悪いと「あれして、これして」と、もうこれはモデルさんに豪速球を投げてる状態でキャッチボールですらない。
心さんはよく「〇〇してみるとどうかな〜」とモデルさんに提案を投げかけています。相手の捕りやすい位置に捕りやすいスピードでボールを投げている。
そんな問いかけにモデルさんがどんな球を投げてきても気持ちよく受け止める。そういえば野球でも試合をコントロールしてるのはキャッチャーっていうもんなぁ〜となんか腑に落ちました。
この日の僕はただただポンコツキャッチャーでしたが、そのことが分かっただけでも参加して良かったです。
鈴木心スタイルをとおして、自分らしさを見つける
私からみた「鈴木心スタイル」はモデルさんを立体的に捉えること(表情・アングル・距離のバリエーション)で写真集を通して、モデルさんの人柄だったりを「そうぞう」させるものだと思っています!
「苅谷スタイル」の片鱗は、、、、なかなか表には出てこない内なる「おもい」を写真に込める、そのためには自分が内に秘めてちゃ伝わんないので自分をぶっ壊すことからかなと。
スタッフ、モデルのみなさんありがとうございました。また、一緒にワークショップに参加したみなさん! とても刺激的な1日になりました!
写真を組み合わせて、人物の自然な姿を豊かに魅せよう。
モデルさんと一緒に写真集をつくるYouTube写真集ワークショップの次回は鋭意企画中です!
まずは身近な方から、人物撮影を本格的に始めてみませんか? 写真1枚だけではなく、表情と構図のバリエーションを充実させて、ご本人も初めて気づく魅力をいろんな角度から伝えられるようになりましょう。
写真でちょっと人の役に立ってみたいと思っていらっしゃる方、ぜひご参加ください。
(編集・山田友佳里)