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ここだけで語ります。新刊「鈴木心の撮影ノート」の秘密。

「みんなが写真を撮る時代の到来」
写真がうまくなっちゃう7のこと」「鈴木心写真館のあゆみ」に続いて、5月30日「鈴木心の撮影ノート」が出版されます。僕は2011年以降、年30回以上の写真のワークショップを開催して来ました。この8年間、写真を撮る人は爆発的に増えました。しかしその多くがフォトグラファーはおろか、その仕事を知らず、溝は深まるばかりでした。写真の最前線で、僕らは何を考えているのか、みなさんにも役に立てるアイディアに溢れています。それを伝えるために本書は誕生しました。

「最強の撮影レシピ集」
撮影ノートとは、フォトグラファーが書き留めておく撮影の詳細図のことです。料理でいうレシピ集。同じセットを組めば再現できる。この重要な役割を持った資料を大胆にも公開します。

実際に撮影した写真、セット図、そしてその意図を組み合わせれば、写真の成り立ちを理解することができます。写真の学校では残念ながらこのような超実践的なレシピは用意されていません。なぜ?それは講師陣を見れば自明です。

「自称フォトグラファーさんの本ばかり。」
写真の教則本のコーナーにいくと、あたかも上手くなるかのようなタイトルの本が所狭しと並んでいます。そのどれもが同じような内容で、中には作例を撮影した詳細なデータが列記されており、「型」にハメていくことで解決していくようなものも多くあります。どこかでみたことありますよね、こういう参考書。そう、お受験。

「同じアイディアは二度使わない。」
約50撮影分のレシピ集。自然光からクリップオン、そして大型のフラッシュまで。本当は掲載できなかった撮影もたくさんあります。二度と同じアイディアは使わない。その中で試行錯誤してきた軌跡が凝縮されています。でも注意してください。技術は先行しません。なぜこういう成り立ちをしたのか、応用できる生き生きとしたアイディアが詰まっています。

「コミュニケーション?お任せください。」
技術やアイディアだけではありません。被写体も同じ人間。その表情は想像や会話でコミュニケーションをかわすことで深度が増し、互いの心地よい表情を導きだします。本書では二階堂ふみさんをお招きして2012年から今までの(奇遇にも明日も二階堂さんの撮影です!)撮影の中でのコミュニケーションの話を収録しております。

「今の時代に師弟制度は必要か」
さらに多角的に考察するために、鈴木心アシスタント卒業生による対談も収録です。それぞれが就いた2008年から今にいたるアシスタントたちによる鈴木の奇行の数々を暴きます。自分よりも、よっぽど鈴木を知る4名による独白は、鈴木以上に鈴木を語る企画になっています!

「言いたい放題」
箸休めのコラム。こちらでは様々は鈴木の論理を勝手に展開。ゲームから、カメラ、写真館、得意分野など、写真以外のことも書きたい放題です。写真に必要なのは写真以外の知識です。

「写真はライブだ」
さらにグラビアページでは、写真の生き生きとした現場写真を多数収録しています。ロケからスタジオ、はたまた、先日の写真道場まで、鈴木心の現場をご覧いただけます。

「いつだって挑戦者」
そして巻頭にもどり、「ももいろクローバーZ」の総集編とともに書かせていただいた序文「いつだって挑戦者」は自分の論理に安住することなく、つねに挑戦と失敗を繰り返すことが、価値観を広げていくことになる経験則を。

「鈴木心、最初で最後の技術本」
写真を撮る全ての人に、知ってほしい、本当の写真の力。すこしでもお役立ていただければと思います。先週末に書店よりも一週間早く入手できるオンライン販売が完売してしまいましたが、玄光社さんに無理をいって追加での在庫を確保致しました。そりゃ書店さん迷惑ですもんね。20日までの決済で21日に発送いたします。既刊の本も新刊記念で、今回限り40%オフです。オリジナルポストカードを一冊一枚おつけいたします!ぜひこの機会にお求めください。オンラインストアはこちら。

>>>>現在はアマゾンでのみの販売になります。

もっとも先行で手に入るのは、5月19日開催の鈴木心写真館主催のワークショップ写真道場鈴木心を偲ぶ会です。こちらはなんと撮影ノートが10%オフ、そしてサインもおつけいたします!ぜひこちらもご参加ください!

<本投稿で掲載している画像は印刷用データなので、実際の写真と異なる点がありますことご了承くださいませ>


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