趣味か、仕事か。写真との幸せな関係
あなたは、写真がやりたいの?
だったら趣味でよくないか
これ写真の仕事あるあるなんだけど、
カメラがすき
被写体がすき
撮るのがすき
この3つの代表的などの入り口どこから入っていくか、で写真は全くちがうものになる。それと同時に
趣味か仕事か
というのも大きな分類。
どれでもいいんだけど、写真と継続的に幸せな関係を築くコツみたいなものがあって、どの仕事でもおんなじだけど、お金のためにやらないこと。お金は不思議な魔力があって、最初は違ったとしても、お金が主体になってしまう。
そんなときに、我に変えるために、原点をふりかえる。
僕は写真を読むことが、撮ることが見せることがたのしかった。これをお金のためにやらないこと。自分がやりたいことをやり続けるために。
だから何がやりたいか、をまず考える、そして、
それは公益性があるか、発生できるか、を考える。
まずやってみる
そして改善してみる
潔く諦めたり
もう一回チャレンジしてみたり
それは自分がやりたいと思うかだから
言い訳か本音か
で、写真って、一人でできる、いつでもできる
だから、やれないとか、やらないとか、そういう進まない状態にあるうちには
口しか動いていない
でも口しか動かない程度だとも言える
この23年いろんな写真の人に出会ってきた
だから大体、口の動きをみているとその人の心理がみえてきてしまう
言い訳なのか、それとも事実なのか
でも事実ということは、なかった
写真はいますぐにチャレンジできることだし
その地層をすぐに確認することができる
人生は道みたいなもので、今は、いままででできている
それを変えようとするか、しないかは、その人しだい
だから、それは自由でいい
変わるものと変わらないもの
でも往々にして自分の口には無自覚で、
ぜんぶ世界のせいにして、
変わらない、そんな人たちをたくさんみてきた
でも、それはそれでいい
僕は、また今日も、自分の道を歩んでいくしかない
それは他人に強要するものではなく、だれかが興味をもったり
憧れたりするものになれば、結果よかったのかもしれない、くらい
意味のあることには、お金も人も勝手についてくる
それが僕がいままで感じたこと
そこまでも23年、いや、43年かかったのだから
それは簡単なことではないのかもしれない
ひょんなことから、自分の昔の写真をみつけて
「そのときはどんな感じだった?」
と聞かれたら、ひとこと、
「今となにもかわらない、孤独だった」
と答えざるを得ない、道のりを歩んできたことに、ふと気づいた。
明日は初めての写真館シンポジウム。さらに先に進むために。
こんどは、一人ではなく、みんなで。
(この頃はGR1Vを愛用していた、交換留学時に買ったもの)
無料で聞けちゃう!鈴木心のなんでも写真相談室
機材のこと、表現のこと、仕事のこと、そして人生まで。たっぷり2時間、なんでも聞けるオフラインイベントです。ぜひスタジオに遊びにいらしてください。
写真家と写真館を育てています。
2022年から始まったオンラインスクール鈴木心写真学校では、「作品づくり」と「ライティング」の2本軸でワークショップを開催しています。
撮影の基本知識から美術教養も学べて、良質な写真集もたっぷり紹介。鈴木心自身がほぼ毎日あなたの写真をレビューします。
好きな写真で、何をしたいですか? そんなあなた自身の夢や目標をより実現できるお手伝いをします。
逆に、「写真は撮っているけど何をしていきたいんだろう?」「自分らしい写真や仕事ってなんだろう?」というお悩みも、ワークショップにご参加いただくことで目的がはっきりと見えてくることでしょう。
間違いなくあなた自身の力になる3ヶ月、ご参加お待ちしております。
(文・写真:鈴木心、編集:山田友佳里)