写真とは、ダンスである。
カメラの使い方に始まり、写真集づくりを通して人に伝わる自分らしい表現ができるところまで3ヶ月でステップアップしちゃう、「鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ(以下「写うま」)」。
どうやってたどり着いたのか、写うま修了生の川本達也さんがレポートしてくれました。
写真がうまくなるなら早いほうがええやん。
写うま元祖に参加したカワモトです!
2022年の夏に初めてミラーレス一眼を購入。
蔦屋家電で『鈴木心写真館のつくり方』を見つけてジャケ買いし、YouTubeに流れ、ライブのアーカイブ動画で写うまを認知しました。
今、写真を撮るのが楽しいし、うまくなるなら早いほうがええやん。
と思ってえいやで参加。「趣味の写真を、より楽しむ」が目的でした。
写うまのプロセスについてはこちらのレポートを!
模写が悪いことをしているみたいで楽しかった
1.写真集の選定:たのしい~↑↑
写真集に一切の触れてこなかったため、写真集の選定でつまづく。
顧問の竹田さんに「全体見ても結局迷うから、1つに決めて突き進んでみては?」とアドバイスを頂戴。
最終的に坂口トモユキさんの写真集『HOME』を選定。夜に住宅街を長時間露光で撮影する作品です。
選定理由は「模写が悪いことをしているみたいで楽しかった」という、卵の白身のカロリーくらいのIQで決めました笑。低IQ戦法のおかげかその後、楽しく作品づくりできた点はよかったです。
2.コンセプトver.1 : 泥棒
写真歴が浅かったので、写真集のコンセプトと絵を自分の身近な環境で再現する「写真集の模写」をゴールに設定。模写は技術とコンセプトを盗むことだし、深夜の住宅街の撮影も泥棒みたいなので、最初のコンセプトを「泥棒」に(ここも低IQ感)。
3.コンセプトver.2 : ダンス(模写)
レビューにてタイトルを「DOROBOU」にしようとしたところ、心さんに「まんますぎる」とツッコまれ再考。
ふと、大学時代にしていたダンスが作品づくりの感覚と似ていることに気づき、コンセプトを「踊るように模写」に変更。タイトルを『DANCE』で再提出したところ、爆笑されたので採用。
4.模写が合格点に
最終レビューで心さんから「模写はできていると思う。その分、作品として驚きがない」とコメント。
当初目標の模写が60点くらいは撮れているっぽいと認識する。
模写の先にある、自分らしさへ
5.コンセプトver.3 : 心のダンス
「HOME」からどこまで離れるの問題が浮上。
坂口さんの記事を読んでみると、心情や信念を写真にのせているわけではなく、あくまで記録写真との記載が。撮影者の意志をのせると「HOME「を題材にする意味なくなるんちゃう? と悩む。
そんな折、超写うまというワークショップのアーカイブ動画を視聴。
同じく『HOME』を参考にされていた写うまの先輩の塚田さんが、坂口さんの表現を参考にしながら「夜潜」という自分のコンセプトで自由に表現されていたのがヒントに。自由に表現しようと決意(入稿〆切の3日前)。
「踊る」を拡張して、コンセプトを「心のダンス」に変更。
音楽/踊り手/舞台の3つを拡大解釈すれば、だいたいダンスできる。なら、踊ったほうがいいよね的な。
その表現として、下記のミックスで修了制作の仕上げに至りました。
・踊る模写 70%
・自由演技(30%)
同期のみんなと一緒にゴール!
写うま4期では、希望者のみ有料でリベンジができることに。カワモトはというと、ポジティブコメントをもらい「もういいやろ」と思っていました笑。
ただ、「リベンジに出るのと出ないの、どっちがダンスか?」と問うたら絶対出るほうで、ここで「ダンスなほう」を選ばないと修了制作が台無しになる気がして泣く泣く参加を決意。
自由演技100%で制作し、無事昇天。
それよりも、不完全燃焼気味だった同期のみんなが、ぶっ放して成仏するところに立ち会えたのが超幸せでした。
ダンスのおかげで見れた景色!
技術の向上、そして写真がたのしい!
今回、作品づくりにあたり「自分の中のダンス」を改めて言語化し、作品化する機会に。大学時代のただの思い出だったダンスが、思想・信条のような概念的なものに変化しました。
人生ダンスじゃん~! と思えるようになったのが、写うまでの一番の収穫だったと思います。
写うまのおかげで初めて、
・写真で自分の意図を伝えられた
・写真で人の意図が伝わってきた
という体験をしました。
新しい世界が広がったような気分。しんどいことのほうが多かった説もありますが、今は写真たのしいな~と思えています!
自習に活用したもの
アーカイブ動画 〜note限定でアーカイブ大公開〜
個人的には、過去の写うまのアーカイブが1番参考になりました。再生速度を2倍速にして耳でほぼ聞く感じ。ラジオ感覚。
心さんのYouTube
写真集の知識が一切なかったので、これを羅針盤に写真集探し。
ワークショップの同期や、併設するオンラインサロンのメンバーとの関わりも豊富な写うま。鈴木心写真学校が初参加の方は、ワークショップ終了までオンラインサロンも無料になります。たのしい仲間と、たのしい写真を。ぜひこの機会に!
3ヶ月間の分割払いにも対応!
まずは鈴木心写真学校の雰囲気をのぞいてみたいという方は、オンラインサロンからお試しください。初月無料でご利用いただけます。
(編集・山田友佳里)