一杯のコーヒーの物語、一枚の写真の物語。
絶望の頻度が上がってるな〜っと自覚しています。
絶望とは、生きている必要性が見出せない、タイミング。これを持ち直すために、ウイスキーをロックで飲んでみたり、ラーメンたべてみたり、そんなことじゃなにも治らない(というのは前回の繰り返し)で、ふと目覚めて想う。
おいしいコーヒーがのみたい、と。
理想のコーヒー屋、その条件
あるじゃん近所に、と思うかもしれない。そう、コーヒーの聖地・清澄白河にはみんなが思う美味しいコーヒーはすぐその辺にある。んだけども、そうじゃない、僕が考える美味しいコーヒーとは
まずコーヒー農園が魂込めて木を育てている
コーヒー屋がそれを読み込み
自ら焙煎をして
その鮮度を生かしたまま
高精度なグラインダーで挽き
エキスをしっかり抽出できている
作り手の見える、器
カトラリー
音楽
内装、の選択に必然性があり
採光が豊か
なによりも、人がいい
気心しれたちょうど良い理解と距離感
え?そんなんあるの?
あるんです。
というか、だんだんとそういうコーヒー屋さんに変化してきた気がする。
すべてを味わう、対話する
で、これ場所どこよ?と
そう、場所は問わないんです
それはどこかっつーと、写真で説明するとして、行ってよかったな、て心底思った。到着したらなにも言わずにクロワッサンと、コーヒーが出てきて、食べ物たちが、おかえり、と言ってくれるようだった。
とはいえ、オンラインミーティングづくし、なので、外で過ごす間にもお客さんたちはひっきりなしに。みんなそれぞれの時間を過ごしていた。ちょっと着替えて、近所の土手へジョギングへ。ちょうど2キロ。山にちょいちょい、咲いている自生の桜を眺めながら、鳥たちが川の上を舞っていた。こういう、出先のちょいジョギングが好きだ。空気をぐっと肺にいれて、音を、街並みを、光を味わう。深呼吸。
地方の魅力、都会の限界
ふと思う。東京みたいなビルに閉じ込めれたところから、美しいものは生まれるんだろうか?こんなに気分が乗らないのに。
地方の良さってなんなんすかね〜?
ふと、オーナーから投げかけられた質問に答えられなかった。いや、答えなかった。答えは頭の中にあったけど
固定費が安い
クオリティをあげて
海外と都市圏を相手にする
お店はあくまでショーケースにする
デザートのメニューを拡充して店頭単価をあげる
ふつー、すぎる。だから、答えなかった。きっとそんなアイデアはすでに思い付いていると思ったから。それよりも勇気を持って答えない、そんな挑戦。なんでも端的な回答が最善とは、限らないじゃないか。
何が日常か?
そんなこんなで早々に一日はすぎ、翌朝早朝のバスに乗って空港へ行くも、そのバスでは、飛行機のフライト時間ちょうどに着く謎仕様で、あらめて、この空港の鈴木を帰らせない戦略にハマり、どうしても逃せないミーティングが10時からあるので、12時に飛行機を延ばし、5時間作業できる!と思ってたら、そのミーティングが13時からだったのが10時15分に発覚し、10時25分の飛行機(が遅れていたので)に再度変更して飛び乗ったのでした。
あ、例のコーヒー屋さんの条件、思い出した。自分がやっていたコーヒー屋が基準になっていたんだと。もうあれは、5年も前のことだったのだ。
写真はM山D道さん風?
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(本文写真・文:鈴木心、編集:山田友佳里)