記念写真でしぜんに「ぎゅっ」となってもらうには?
鈴木心写真学校のオンラインサロンで、鈴木心写真館のフォトグラファー・平山あきひさんが連載している「写真館のつくり方」。
書籍『鈴木心写真館のつくり方』よりさらに掘り下げた、日々アップデートされる現場からの撮影テクニックやコミュニケーションをシェアしています。
こんにちは、平山です。
世田谷区は先日小学校の入学式が行われ、鈴木心写真館もピカピカのランドセルを背負った新1年生の元気な笑顔で溢れておりました。
全国出張写真館のイベントだったり、はじめて写真館にいらっしゃる方だと、恥ずかしがってぎゅっとするのを戸惑う方がいらっしゃいます。
そんなとき、私だったら、鈴木心写真館のみんなだったら、どう伝えているかを今日はまとめようと思います。
ぎゅっとしてください!
って私たちは言い慣れているし、聞き慣れているからつかいがち。でも初めての人はどうだろう?
「ぎゅっと」=だきつく。人前でそんなこと! たしかに自分も突然言われたら困惑するし、恥ずかしい…!
頬と頬をぴたっとくっつけるくらい!
「頭と頭」でも良いです。意外とこれが伝わりやすい!ついでに隣にいるスタッフに頬を寄せてお手本を見せてみるとより伝わりやすい。
「こんなに近づくんですか!?」っておっしゃる方も多いですが、「こちらからみるとそのぐらいがちょうどいいんです!」
それでも難しい!そんなとき
身長的に近づきづらくないか? ご関係的に近づきずらくないか?(お嫁さんVS旦那さんのお父さんとか)立ち位置を確認して必要があれば場所をチェンジ。
前列の方に椅子に座ってもらって、後列の方がお顔を近づけるパターンも割とくっつきづらいので、そのとき平山はよく「野球部の卒アルみたいなやつ!」をつかいます。あとは「サッカーの集合写真」「ラグビーのスクラムぐらい!」とか、、! 好きなスポーツとかと掛け合わせると伝わりやすいです。
いい写真を一緒に作るために協力してもらう
でもでもやっぱりおじいちゃんとかおばあちゃんとか距離をとっちゃう人も少なくはありません。そんなときはもう今の姿を撮影してから、撮影PCを見せて「パパとママくらい近づいてください!」「一生残る写真ですから、今日だけはお願いします~~!!」ってお願いしたりもします。
申し込んでくださる方は、鈴木心写真館の基本的にぎゅっとしている写真を見てきてくださるから伝わりやすい。でも誘われたおじいちゃんおばあちゃん、連れてこられたお年頃な女の子男の子とかはぎゅっとする想像がどうしてもつかないもの。
写真はわたしたちだけでつくるものでも、お客さまだけでつくるものでもなく一緒につくるものだから、しっかり伝えて楽しく残せると良いですよね!
《 #写真館のつくり方 》#62
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(編集・山田友佳里)