いま、写真家にできること、そして、写真家にしかできないこと。
写真家の鈴木心です。鈴木心写真館のお正月イベントでは177組643名10匹288カットを撮影させていただき、おかげさまで大盛況に終わり縁起の良い新年を迎えることができました。去年はYouTube、オンラインサロン含め多くの応援してくださる方々に支えていただき、新しいことにもチャレンジできた1年となりました。2022年も明けて間もないですが、さっそく新しい試みが始まっています。
鈴木心写真家、復帰宣言!!!
まず一つは、僕自身が「写真家」と名乗ることにしました
あれ?今までも写真家だったよね?それはそうなのですが。かつて写真家と言われた人たちが撮っていた写真と今の写真とでは、社会的な機能も仕組みも大きく変わりました。果たしてそれは「写真と呼んでいいのか」とても抵抗があります。だから「元々写真と呼ばれていたもの」のプロフェッショナルとして「元写真」家と名乗っていたんですが、これからはわかりやすさ重視でいきます。
写真家を取り巻く状況のおおきな変化
21年はYouTubeなどオンラインでたくさんの方々に応援していただいています。僕自身を取り巻く環境も大きく変わりました。
写真家は写真が好きな人たちを先導するのが仕事。「写真」という名前がふさわしいかどうかはよりも、どういう写真体験を共有できるか、そしてその中でどう豊かになるのかのほうがはるかに大切です。だからこそ、今あるべき写真家、プレイヤーとしてもう一回チャレンジする年にします。
鈴木心写真館から、新しい写真館へ
「鈴木心写真館」というのは会社の名前ではなくて、元々プロジェクトの名前なんです。写真家・鈴木心の一活動として、クライアント企業の広告ではなく個人のお客さまを撮らせていただく。東日本大震災のフリーマーケット出店をきっかけに始めたプロジェクトでした。
鈴木心には直接頼みづらいけど、写真館という名前をつけることでクオリティの高いポートレート撮影と写真を気軽に楽しんでいただけるようなアトラクションがつくれたらと思い、実験的に始めたものでした。
今ではもう、4万人のお客さまを撮影させていただく大プロジェクトになりました。開始から10年。ここにも大きな変化が訪れているのです。もっともっと先を見据えて、鈴木心がいなくても続いていく写真館へ、この春、鈴木心写真館は新しいブランドとして大きく変わります。
そして、いまあるべき写真の学校への道
2011年から小中高校、専門学校、企業、さまざまなところでワークショップをやらせていただきました。ところがコロナで出張のワークショップがすべてストップ!しかし!ネットワークは新しい道を開いてくれたのです。
今の時代、写真は誰でも撮ることができます。そのうえで生まれるみなさんの「もっと知りたい」「もっとできるようになりたい」を僕らの写真を使ってサポートします。僕らもさまざまな価値観に触れさせていただくことで、写真を通じてお互いの価値観を育み合える。これこそが僕らの目指す「共育」なのです。
2022年1月29日(土)より、鈴木心の写真の極意をすべて教えるワークショップがスタートします! 直伝でより詳しく学べるオフラインコース、遠方の方も学べるオンラインコースをご用意しました。
「これからの写真の話をしよう」
この春には、『鈴木心写真館のつくり方』という書籍の発売と、同じタイミングで鈴木心による写真学校を立ち上げるためのクラウドファンディングも計画しています。さまざまなかたちで、みなさん自身が誰かを写真で豊かにしていく機会をもっともっと増やしていきたい。
ありがたいことに、僕らの写真館をオマージュした写真館もたくさん出てきました。同じ思想をもつ人たちが各地に増えることで、これからの社会の変化に柔軟に対応した、継続的な展開ができるのではないかと思っています。
みんなが見れる、知れる、伝える、写真の共育活動
全ての人に開かれた写真共育でありたい。
少しでも多くの写真を撮りたいと思っている人の役に立ちたい。そのためのあらゆるサポートを、鈴木心と、僕たちの写真館が中心になって行いますので、2022年もどうぞよろしくお願いします!
残りわずかですが、鈴木心の撮影を体験する機会はこちら。
そして、写真のコミュニケーション量MAX!オンラインサロンはこちら。