鈴木心写真館のグラビア撮影!「週間プレイボーイX早乙女ゆうさん」撮影の巻
プレイボーイグラビアも、写真館のノリで!
こんにちは、鈴木心写真館の撮影担当、さいとうさおりです。今回から始まります「撮影現場からこんにちは!」では、最近は写真館のイメージが強い鈴木心ですが、写真館以外の広告や雑誌のお仕事をご紹介させて頂きます!撮影現場を知る前は、私の勝手なイメージですが、グラビアって撮ってる人も作っている方も買っている人も、なんだか男性ばかりのイメージでした。
鈴木の撮影現場に同行させていただいてビックリしたのが、現場はわいわいと温かい雰囲気。そしてこの日はなんと、鈴木以外はみんな女性ばかり。和やかな会話とご本人のフレッシュで元気な言動でみんなが自然と笑顔になる空間でした。
撮影中の鈴木は、少年のよう・・・いや動物のよう??室内や建物の外で撮影する時も、被写体がよく見えるそして負担のないようなところに登って撮った、その時出来るいいポジションを貪欲に狙っていきます。被写体の自然な表情を撮るための工夫として、サイレントシャッターを利用します。
みんなのパワーを使って
サラッと瞬時にやっているのでなかなか気がつきにくいのですが、時には盛り上げ役として、時には見守り役として現場を作っていきます。この日は、「優しく見守る」ようなスタイルに感じました。よく鈴木が言うのが、「自分の撮りたいものを押し付けるのではなく、相手のパワーを使って撮影するんだ!」と。
それって簡単なようでとても難しいこと。煽てる訳でもなく、いかにもな気を遣うわけでもなく自然と相手のパワーに乗っかる。「押し」でもなければ「引き」でもない、絶妙なバランス感。
そんな雰囲気の中、撮影は進みます。この日はまだちょっと肌寒い日。ですが海辺での撮影。天気は雨予報でしたが、なんとかもってくれて晴れ。がしかし、海の温度は痛いくらい冷たい。
みんな、一緒に。
被写体も鈴木も、ヘアメイクさんもスタイリストさんも編集さんも・・・気がつけば撮影に集中してみんなで海の中へ・・・誰もが泣き言一つも言わず、いい写真を撮ろうと全力です。現場は緊張感とはまた別の、何とも言えないプロとプロの集中力が詰まった雰囲気に包まれて進んでいきました。
今回はハッセルブラッド最初期にコダックが製造していたオールドレンズ、エクター80mmを使用。マニュアルフォーカスになりますが、ボケ感・質感・色合い・ハレーションなどがデジタルレンズとは変わってきます。撮るもの・その雰囲気に応じて選択を増やしていくために、機材選びも大きなポイントになってきますね。
寒いところから温かいところへ・・・広さや光といった撮影環境は、撮れる写真に大きく影響があります。鈴木の場合は「出来るだけリアルに、その状況があるままに」撮影します。お風呂という限られたスペースでも、場所の光と空間を利用していきます。そして実際にあるものでシズル感も演出して行く。あえて作り込まない。だからこそ、被写体の本当の姿が撮れるのかもしれません。
「撮影終了!お疲れさまでしたーーー!」
の後は、このように・・・・それだけ、撮影は体力も精神力も集中力も短時間に消費するものなのです。綺麗なグラビア写真は、女性から見ても美しい。写真が好きな人にはこの空気感とオールドレンズの質感は必見です。そんな撮影現場に立ち会えて、プロの技を感じれて感謝です。はい、私はラッキーです。自分の技として取り入れれるまで・・・訓練ですね。一流への道のりはまだまだ続く・・・
それではまた次回!お会いしましょう!(記事・写真 さいとう さおり)