撮る。届ける。隠岐島で見つけた新しい写真のかたち
鈴木心写真館の写真を、全国のみなさまに体験していただくために。イベントの質を上げるべくシステムを随時アップデートし、現地のオーガナイザーやオンラインサロンのメンバーに実践していただくことで、「オモテ」と「ウラ」で撮影体験を広げています。
今回は10月初旬、島根県は隠岐島での出張イベントにスタッフとして参加さしてくださった嶋津孝太郎さんのレポート。
現場では、デジタル化の進むスムーズな運営、初めて学ぶ現場の配慮、そして心さんからの鋭いアドバイスが次々と飛び交い、濃密な学びと発見の連続でした。このレポートでは、現場の工夫や撮影を通して深まる「縁」について振り返ります。
スマート化したシステムが撮影体験をさらに楽しくする
隠岐島での写真館イベントでは、数ヶ月前から導入していたスマートなオペレーションが導入されていました。
紙を使わない受付システムに加え、撮影後のお披露目はiPadとGoogleフォトでのリンク共有(プリントは後日発送)。すべてがスムーズに進み、お客様を待たせることなく最高の体験を提供する工夫が詰まっていました。
フレームの外を見る目
「全体の状況、見えていますか?」と心さんに尋ねられ、ハッとする場面がありました。手元のリストで進行状況を把握できるようになっているからこそ、全体を俯瞰する冷静な視点が大切だと気づかされました。
心さんが短時間でお客様の関係性を把握し、撮影に反映させていることにも驚きました。それぞれのご家族の雰囲気に合わせて声をかけたり構図を調整したりする姿に、撮影への理解を深める重要性を感じました。
教えることは教わること
1日目の撮影イベント終了後は、写真教室にもスタッフとして参加。実習では、正面・中心・水平・垂直を統一させた状態で、距離の異なる3枚構成の組写真で3コマ漫画を作ります。
課題のティーチング・アシスタントを通して、伝える工夫が求められることを実感。自分がわかっているのと、相手にわかってもらうのは全く別のこと。初めての方にもわかりやすく端的に伝えることは、今後も取り組んでいきたい課題です。
同じ景色を眺めながら
隠岐島到着直後後、心さんが案内してくださった「摩天崖」という絶景スポットは、まるで海に浮かぶ阿蘇のような風景が広がる場所。大自然に触れ、チームでの信頼関係がより深まる時間になりました。
今回の出張写真館で学んだのは、臨機応変な対応力と細やかな配慮が、日本各地を「縁」で繋いでいく秘訣だということ。人と人との関係を深め、絆を生み出す力を体感できた4日間でした。
心さん、そして一緒に参加した皆さまへ、心からの感謝を込めて。
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2022年から始まったオンラインスクール・鈴木心写真学校では、「作品づくり」と「ライティング」の2本軸でワークショップを開催しています。
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好きな写真で、何をしたいですか? そんなあなた自身の夢や目標をより実現できるお手伝いをします。
逆に、「写真は撮っているけど何をしていきたいんだろう?」「自分らしい写真や仕事ってなんだろう?」というお悩みも、ワークショップにご参加いただくことで目的がはっきりと見えてくることでしょう。
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(文・写真:嶋津孝太郎、編集:山田友佳里)