写真がうまくなっちゃう7のこと。
写真に本当に必要なことは、写真を見なくても学べる。
ツイッターで募った質問を全問解答し、編集した、自主製作の写真の問答集「しゃしんがうまくなっちゃう7のこと」。写真の作例が一切入っていない対話形式の本です。 スマホ、テレビを眺めている1時間だけ僕たちにいただければ、間違いなく、写真をうまくしてみせる、そんな一冊です。
みんなが写真を撮る時代に
あなたは次のうちどれだろう。
カメラマン?
フォトグラファー?
それとも、オペレーター?
1、写真は誰のもの?
もし世の中に自分一人しかいなかったら、自分の存在を自覚することはできるだろうか、そう、僕らはいつも他者を通じて自分の存在を把握している、写真も、見る人がいて、はじめて見せる人がいる。
2、写真とは、目のこと。
うまれてからずっと見えているから意外と無自覚な目の特性。あらためてふりかえってみると、写真をみるよりも、自分の目がもっともよい参考書になってくれる。
3、写真は選ぶこと、その積み重ね。
タイミング、フレーミング、明るさ、シャッタースピード、色味、写真は自分の目に自覚的であればあるほど、選択が明快になっていく、だから参考書に、作例写真はいらない。あなたの目がすでに作例なんだから。
4、写真道は、礼に始まり、礼に終わる
良い写真は、良い姿勢から。あたりまえだけども、意外と。姿勢には礼が現れる。被写体への礼は、良い写真の大前提です。
5、技術の次は、自分らしさ
自分らしさっていうのは、他人と違うところ、だから、他者を絶対に追っちゃだめ、憧れのあの人があなたに絶対おいつけないところを見つけて、しっかり伸ばそう。
6、「わかんない=つまんない」から「わかんない=おもしろい」へ
いつもの味を何度もたべるんじゃなくて、知らない味に挑戦し続けてみる。結果いろんな味覚を知ることができる。その上でのいつもの味は、また、新鮮に映ることでしょう。写真は見るものでもあるけれど、読むものなのです。
7、写真もスポーツです。
練習すればするほどうまくなる。考えれば、考えるほど深くなってくる。悲しいときは、美しく感じ、楽しいときは静かに感じる。あなた次第で写真は変わります。
良い写真とは?
もう写真が技術の時代ではなくなりました。これだけ人と人を繋げるコミュニケーションの道具。にもかからわず、鈴木心写真館が最も大切にしている、写真を通じたコミュニケーションのことを実践できる本は世の中にありません。この本を除いては。そして、もう在庫がないので、最後の告知となります!どなたか出版しませんか?
売れる本じゃなくって、伝える本
写真は見るものじゃなくて、読み物だということ
とことん技術のことをやればわかる、技術じゃないんだって
写真館、それが写真家の未来。