鈴木心のレタッチQ&A #11-20
来たる5月9日ワークショップ参加者の方々から頂いている質問を片っ端かたお答えするシリーズ第一回目。一体何回答えれるのかわかりませんが、、、、
今回はちょっと質問に押され気味、、、、?
Q11、いつもトリミングと明るさ調整ぐらいしかしないので、レタッチをするにあたって気をつけることや、どのような順を追ってどのような機能を使うか、具体的なテクニックを知りたいです。
A、明るさ>色味>形(パース補正やトリミング)>プリセットの順番です!当日お見せ致します!
Q12、時短でできる肌の質感をのこしたレタッチ目の充血がひどいとき、(白目の色をもってくるところがほぼないとき)自然に仕上げる方法など知りたいです。
A、肌の修正はできものはスタンプ、肌質はトーンカーブで部分的に起こすのがトレンド、らしいですよ〜。白目は、大井ちゃんに、、、、。ぼく、この手のレタッチには本当に関心がないんです!ごめんなさい!
Q13、LightroomでのHSLに無い色の調整の考え方・方法を知りたいです(例えば桜のピンク色はどうすれば綺麗に際立つか)
A、まず、衝撃的な事実をお伝えするとレタッチャーでLRを使っている人がいませんでした。(結構探したんですが!)そして色を作る、ということも僕はしないんですが!あなたにとって「綺麗」ってなにだろうとか、写真を見る人にとっての「桜」ってなんだろうとか、そういう部分が重要な気がしています。フォトショでマスクきって、桜だけ、調整してあげる、、、、僕が言えるのはその程度ことです!ごめんなさい!
Q14、現像で一番の優先事項ってなんですか?
A、カメラのプリセット(撮りっぱなし)を自分の感性に調整してあげること。カメラはカメラを作った人の感性で動いているので、それは必ずしも鈴木心らしさを内包してはいないんです。
Q15、仕事をする上でレタッチに時間をかけることができないので、短時間で写真を綺麗にできるポイントがあれば教えて頂きたいです。
A、そんなの、あるわけないじゃないですか!あるとしたら撮影をしっかりすることです!ピント、絞り、水準、撮影精度が高い写真は、後の作業も少なくなります!
Q16、鈴木心さんが撮影した雑誌、広告写真の元画像とレタッチ後の差がどの程度なのか興味があるのと、その加工について(クライアントの要望)どのように画像処理したのか知りたいです。
A、ちょっと変なこと言いますが、正確にいうと、僕が直々にやるのは「現像」までで、合成などのレタッチは完全にレタッチャーにお任せしております。撮影までがカメラマンの領分です。
Q17、写真に統一感を出すには?を知りたいです
A、撮影の質がまず第一。カメラボディやレンズの焦点を統一したり、絞り、シャッター、構図、明るさ色味にルールを設けていくことで統一感が出てきます!
Q18、色相の基準点(元の写真のピクセルから)をどこに置いているかが気になります。
A、僕の作業はいつもマクロ視点です。ミクロは気にしない。だって、ユーザーはそのミクロ操作による写真をマクロ視点で見ているから。画面表示を100%以上にすることはほとんどないのです!(大井ちゃんは1600%です!)
Q19、写真を仕上げるゴールをどう設定しているのか?インスタやVSCOのフィルターなどに頼らない元の写真の活かし方
A、ゴールがあるとすれば、ユーザーが写真をみたときにどういう印象になってほしいか、という感情です。だから作る時は作業的におこなうことと、感覚的に作ることのバランスが偏らないように気をつけています!
Q20、鈴木さんのレタッチワークフロー(ファイル管理などを含めた)が知りたいです!
A、こちらをご覧ください〜
毎度最後にちょっとだけ宣伝させてください!
作例が載っている写真の教則本って、作例に縛られちゃうじゃないですか!そんなん本当の教則じゃなくないかって、いうところから製作が始まった自主制作の本。買えるのは世界にここだけです。
鈴木心のコミュニケーションは実は写真館の産物である。二万人を撮影しているモンスター級写真館のなりたち。こちらも買えるのはここだけ。
どうせ買うならついでに?写真は技術と感性でできている。その技術部分をそっくり真似してみれば、わかる。感性が大切なんだって。
では、また!